あらすじ
そのプレゼン、本当に信用できる?
注意すべき手法の見破り方がわかる!
プレゼンテーションには人間の心理的な性質を利用した、
相手を意図的に誘導するための手法が隠されていることがあります。
本書ではこのような要注意のプレゼン手法や表現である、
「ダマすプレゼン」のしくみとその見破り方について、
プレゼンを見る・聞く側の視点から解説します。
スライド資料、図表やグラフ、話し方、全体の構成など、
プレゼンのどの部分に相手をあざむく手法や、
ミスリードが隠されているのかをひも解きます。
【本書で取り上げるダマす手法】
●歪んだ3Dグラフ
●切り取られた写真
●質問をかわすフレーズ
●承諾を取り付けるための話術
●不自然な数値の切り上げ/切り下げ
●特定の事実に注目させないストーリー構成……など
これらの見破り方を知りたいという方はもちろん、
プレゼンを見る・聞く機会の多い社会人や学生の方におすすめの1冊です。
本書を読むことで、ダマされないために注意すべきポイントを理解し、
プレゼンを冷静かつ正確に解釈する力を身につけましょう!
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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Posted by ブクログ
本書は、タイトルのとおり「ダマすプレゼン」について書かれたもの。
プレゼンターが仕組んだ、だますための資料、だますための話術。
なぜ人はそれにだまされてしまうのか、
人間の心理現象まで踏み込んで解説しています。
悪徳商法、架空投資話、詐欺、怪しいネットワークビジネス…
だます/だまされる話が後を絶たない現代。
だましの手口を見破る知恵を身につけられます。
また、プレゼンをする立場の人にとっては、
どうしたら相手の理解を得られるか、
信頼を得るプレゼンを行うためのヒントを得られます。
プレゼンを受ける側、する側の双方の教科書になる本です。
Posted by ブクログ
プレゼンテーションについて根本から見つめ直す
プレゼンを聞くスキルのみならず、発表者側のスキルや、そもそもプレゼンとは何なのか、何のためにあるのかなど、深いレベルを追究している良書。心理学のハウツー本で読むと陳腐なコンテンツでも、プレゼンという軸で整理することで、なかなか実践的にまとまっていて恐れ入った。本を売るためにタイトル名と企画コンセプトをいろいろ試行錯誤したのかもしれないが、れっきとしたプレゼン技法の本。一部退屈な記載や読みにくい斜線の網掛けなどは次作での修正を期待したい。
Posted by ブクログ
プレゼンにおける説得について、説得の心理学のまとめの理論を適用している。説得の心理学を研究しているわけではなく、理論の引用がWikipediaとはわざわざことわる必要ははない。せめて原典の論文1本にあたってほしかった。広告会社がつくる本と同じパターンである。ただ、特徴的なのは自分が利用しているプレゼンのソフトが6つほど挙げられている。PowerPoint, Keynote, Google以外のものがあるので、それはビジネスマンに役立つであろう。しかしこの本自体を卒論で使うには使いづらい。