感情タグBEST3
ずっと一番近くにいて、ずっと好きででも言えなくて。
って状況で相手が別の人に恋したらそれは辛い。辛いけど幼馴染みだから応援しないとって気持ちがまた辛い。
主人公のヒメちゃんがいろんな性の考え方に触れて、成長していく話(1巻読み終えた時点で)
たぶん主人公の恋は叶わないだろうけど、いろんな意見を受け入れられるようになることはいいことだと思う
曖昧に理解しているつもりでいたものをより理解したいと思える作品でした。
LGBTまたはSOGIなどメディアでよく目に耳にする言葉として知っていても、それが一体なにを表しているのか理解しようとせず、ただその文字を知っているだけで理解したつもりでいた自分の他者、社会に対する姿勢を改めたいと行動する切っ...続きを読む掛けになりました。
この作品ではLGBTの当事者の視点だけでなく、そこに浅くまたは深く関りを持つ人々の様々な視点・考えを見ることができます。
無意識に無思慮に傷つけてしまう人でもこの作品ではただの悪としてではなく、自らとは違う存在を前にすると人はどうしても否定的な行動をしてしまうという多数派といわれる人々の視点・考えを否定するのではなく、理解する・受け入れるには時間が必要であると伝えてくれました。また同時にLGBTの当事者を支えよう、寄り添おうとする人でも時としてその思いやりがかえって当事者を苦しめてしまうこともある。そしてその当事者もまた他者との違いに苦しみ悩んでしまう。
これらに対して正解はなくただ「理解する」ことがこの問題に対して前に進むことができる。
お互いに理解し合うこと、理解しようとするこの姿勢があればこそ人は時として支え合い寄り添い合える。そして自らと向き合い理解することで他者との違いがいずれ個性となり、自らが何であるか自己認識できる。
他人と比べて自らを図り変えようとするのではなく、自分という存在を認識し他者と向き合うこと。
これらは私がこの作品から受け取れたものの、さらに文として表せたごく一部に過ぎません。また間違った受け取り方、伝え方になってしまっていることでしょう。ただ私はこの作品このストーリーの人々によってここまで自分が受け取ったものを誰かに伝えたいと初めて思いました。
今、この時にこの作品に出会えたことに感謝いたします。