【感想・ネタバレ】囁き男のレビュー

あらすじ

父と息子の葛藤を描く、英国発傑作スリラー。

愛する妻を突然喪い、幼い息子ジェイクと二人、取り残されたトム。内向的で周囲に馴染めないジェイクの父親として、親子の関係をうまく築くことが出来ずに悩むトムは、心機一転、新たな町に引っ越し、生活をやり直そうと決意する。しかしそこには、20年前に起きた連続児童殺人事件の犯人で、現在は服役中の「囁き男」の影が色濃く残されていた。やがて、当時の事件を彷彿させる事件が起きる…。
2020年イアン・フレミング・スチール・ダガー賞最終候補作、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の監督・ルッソ兄弟による映画化も進行中。父と息子の葛藤と宿命を繊細かつ濃厚に描く人間ドラマであり傑作スリラー、日本上陸。

(底本 2021年6月発行作品)

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Posted by ブクログ

ちょっと不気味な話が好きなのでとても楽しく読めました。

不気味でどんよりした空気感が物語の後ろにずーっとあるような本。事件そのものもそうですが、常に危うい父子関係、よくわからない近隣住民、おばけ的なものか人怖なのかわからないまま進んでいく感じ。すっきりできない雰囲気がうまく機能している本だな、と思います。

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2024年04月15日

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