あらすじ
100ます計算などで、子どもの学力を伸ばすメソッドで定評がある陰山先生。現在は「学力向上アドバイザー」としても活躍されています。40年間「学力、学力」と言い続けてこられた陰山先生が、実は「学力よりも大切なことがある」と仰います。それは幸せを感じる力、「幸福力」。そのためには「子どもの幸せを一番に考えるのをやめなさい」と、なんとも衝撃的なことを仰います。
子育ての最終ゴールは「我が子が自力で生き抜ける人間になる」こと。そのためには、まず親がその生き方を体現していることが何より大事だと語ります。そう、「子どもの幸せを考えるのは二の次。まずは親自身の幸せを考え、実現しなさい」というのが陰山流子育ての最終結論です。
この本では、まず親自身が、そして子も、子々孫々まで幸せに生き抜くために、まず自分自身が実践すべき12カ条を提唱。
陰山先生ご自身の生き方・子育て、教育者人生を振り返り、具体例とともに12カ条の効果と大事さを説きます。
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Posted by ブクログ
隂山英男さん、昔、何冊も読みました。
百ます計算も子どもにさせてみました。
早寝早起き朝ごはん、やりました。
大好きです。
最近は、全く隂山英男さんを追いかけていませんでしたが、お家やカバンなどもプロデュースしているのですね~凄いな~
読んで思ったこと…
この4月から、長女は社会人、次女は大学生。
私の子育て、間違ってなかったかな。
まあまあよね。
共感した部分は…
■「みんな仲良く」という考えはかえって危険
■妄想するだけならタダ!妄想するなら壮大なストーリーを描け
■子どもの力を信じる
などなど…
本の内容とリンクして思い出したこと…
次女の中学の部活で、当時、部長をしていたので、
「県大会目指そう!」と、役員の親に声をかけたのですが…
「県大会を目標にして、行けなかったら、子どもが可愛そう、挫折したらどうするの?」
「別に県大会なんか行けなくても良いし、楽しければ良いと思う」
と、強く言われました。3人に。
ものすごく、ショックを受けました。
県大会って、地区大会を勝ち上がれば行けるので、
そんなにハードル高くないんですよ。
行っていた中学は、何度も県大会に行っていますし、
関東大会や全国大会の出場経験も…
え????
なんのために練習するの?上手くならなくて良いの?
楽しいって何?練習して上手くなることじゃない?
少し高い目標を持って頑張ることって、そんなにいけないこと?
そんなに高い目標じゃないけど。
まあ、意識の違いがシンドかったです。
そして、色々ありましたが、無事に任期をお終え、
次女も私も成長したかな。
その苦しさがあったから、次女は、高校受験も大学受験も乗り切れたのかもしれません。
そして、私も自分の壮大な妄想を実現すべく、やって行きましょう!
高校受験の時、私も起きていられなくて、子どもより先に寝ていました。うん、完璧だ!
Posted by ブクログ
百ます計算の隂山先生。どの本にも書かれている盤石な基礎の身につけ方に加えて、母の肩の力をすっと抜いてくださるワードが散りばめられている。育てないと!何とかしないと!と気持ちをすり減らすような子育てから一旦離れてみると良いと感じた。
Posted by ブクログ
けっこう武勇伝的なテイストを感じるけどおっしゃることはそうだよなと納得します。
圧縮すると、教育の最終目標は自立させることだから自分から進んで取り組めるようになるようにサポートすればよいってこと、そのためには子どもを信じてやらせてみること、親がご機嫌で前向きに人生を歩んでいることが大事 といった内容だった。
まさにそんなようなことを心がけて子どもと接しているから背中を押してもらったような感じでした。
というかそういうような自分にとって読みやすい内容だと予想していたから読んだわけであるが、異なる意見にも触れてみないとなと思う。
筑波大がコロナ禍に学生に食料を振る舞ったことは学生の成長機会を奪っている という指摘は、確かにそうだよなと思う。手助けするのは助けを求められたり子どもの実力ではどうにもならなくなってからで良い。自発的な創意工夫をする前に世話を焼いてしまうことはやめようと思った。
Posted by ブクログ
これからの時代、人と違う感性も大事なんだろうなと思わされる。
著者のような人が近くにいても変わり者だなって思うだろうけど、裏付ける知識とパワーがあってみんな惹きつけられるんだろうな。
親自身が幸せでないと子供は幸せになれないというのはとても納得。
読め、メモれ、筋トレせよ!→自分へ
勉強は習慣と予習、復習が大事だとよく分かる内容。→子育てに対して
Posted by ブクログ
印象に残った言葉
子どもの反発は、正しい理解のためのプロセス
道徳は知って破れ
「早寝早起き朝ごはん」は子育ての知恵であり、道徳ではない
よめ、めもれ、筋トレせよ
傾向、対策、全集中
生き残るために古い価値観を捨てる
親は心配しない
子どもへの注意は笑いながらする
Posted by ブクログ
後半は自叙伝が多いですが、様々な教育的な試みを実施してきた蔭山先生の気づきは参考になる考え方も多かったです。
特に「親は自分の責任のもと、描いたストーリーを子供に押し付けていい」という考え方は腑に落ちました。
昔の育児に反発するように、子供の興味を伸ばし意思を尊重しようという考え方が今は主流だと感じていますが(もちろん大事だと思います)、まだ視野の狭い判断力も未熟な子供の意思を最大限尊重し過ぎるのもどうなのか…と考えていたため、そのような考え方もある、という気づきをもらいました。
母親の幸せが一番、というような事も書いてありましたが、これは他の著者の本でも拝見したことがありますが、散々こうした方がいいと書かれると、自分の幸せを追求する時間がないんだよな…とちょっと矛盾を感じちゃったりします。母親以外の人達にぜひ伝えて下さい。
Posted by ブクログ
「百ます計算」「陰山メソッド」でおなじみの著者による、少々挑戦的なタイトルで手に取った。あえて誤解を招きかねないタイトルにしたのだと思うが、「親の心の安定や幸せが子どもの幸せにとっても大切」という主張はもっともである(気運上昇のツールとして「読書」「メモ」「筋トレ」(意外と俗なもの)を挙げているのがちょっと面白い)。著者の成功体験(人生論)やママ向けの内容に寄っている面はあるが、時間効率性の重視(「傾向・対策・全集中」)など、教育指導的な見地が人生全般に当てはまるといった論にはなるほど感がある。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読もうと思った本。9ヶ月ほど前に購入し、少し読んで放置していたのをようやく読みました。
全部で13か条あり、全部読みましたが1、2、13条を読めばいいかなと思いました。途中は、半分自慢かなと思うような著者の自伝的内容でした。
Posted by ブクログ
書いてあることはシンプルだし、
さらさらとすぐに読めます。
極端にまとめると、
子どもはお母さんに褒められたい
喜ばせたいと思っているので
お母さんが笑顔でポジティブであれば
子どもはそれをみながら、いいほうに
成長していく的な。
教材販売用
教育本かと思いきや、基本的に「〇〇をしたらお金儲けができた」という話の繰り返しです。
教育論に関しても、ご自身が開発した教材や商品の宣伝ばかりでした。
それでも読んでましたが、筑波大の食料支援の話のなかで、以下のフレーズを見て、私は読むのをやめました。
『私が支援を受けた筑波大生の親だったら「助けてもらってよかったね」とは言いません。「そんなことするな」と言います。』(本文より)
こんなこと言えるのは金に余裕がある人だけです。
親だって追い詰められています。
自殺者だっています。
「〇〇するな」はネガティブな発言です。
この人は、なぜ他人に対して楽天的にポジティブにならないの?と思ってしまいました。