あらすじ
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カマキリにとって、生きるということは?
冬をのりこえ、春をむかえたスポンジのような、ふしぎなかたまり。
前の年のカマキリが産み残した卵のうです。
1つの卵のうからは、200ぴきものの幼虫が生まれます。
生まれたばかりの幼虫は、すぐに独り立ちをします。
カマキリにとって、「生きる」ということは、そなえたカマで、えものをとらえ、食べていくこと。
しかし、カマキリもほかの生き物たちに、えものとして、ねらわれているのです。
生き残れるのは、わずかな幼虫……。
オオカマキリの一生を通して、きびしい自然界の「食物連鎖」のしくみを、とらえた写真絵本です。
【写真と文】筒井学(つついまなぶ)
1965年北海道生まれ。1990年より東京豊島園昆虫館に勤務。
1995年から1997年まで昆虫館施設長を務める。その後、群馬県立ぐんま昆虫の森の建設に携わり、現在、同園に勤務している。昆虫の生態・飼育・展示に造詣が深く、昆虫写真家としても活躍している。
(底本 2013年7月発行作品)
※この作品はカラー版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
3歳0ヶ月
昆虫ブーム継続中。
何度読んでも、大人が深く感動してしまう。作者の生き物への畏怖そして愛を通じて、人生に希望を感じる本です。
特に交尾、産卵、そして本編最後のページ。
Posted by ブクログ
3歳3ヶ月
完全に親の趣味で借りたけど
子どもも一番食いつきがよかった。
誕生から死まで、
とっても美しい写真で描かれていて
何度読んでも飽きない。
卵の産み方、寄生虫、
頭を食いちぎられても半日続く交尾など
知らないことも多々あり。
寄生虫のハリガネムシに興味が出てきて
調べたらとても面白かった。
ちょうど鉄腕DASHにもカマキリの生態が出てきて
ハリガネムシの映像も見ることができた。
交尾についてどう説明しようか迷うけど
そこはサラッと。
Posted by ブクログ
写真で進められていく一ページ、一ページがとても綺麗で、物語があって、見応えがありました。
幼虫の時の写真はその写真に子どもっぽさが、成虫の写真はまさにハンター!という雰囲気。さらにお母さんになったカマキリは優しいお母さんの顔をしていていました。その表現の幅に魅了されました。オススメの一冊です。
Posted by ブクログ
カマキリが卵からタイムボカンシリーズのメカのようにウワァーっと出てくるところから、捕食し捕食され、やがて新しい命を宿し、冬空の中、死に絶えるまでの子供向け写真集。
とてもすごい!
Posted by ブクログ
カマキリの一生を描いた絵本。とても厳しい生存競争の中を生きてることがよく分かる。食べたり食べられたり、そして交尾の時にメスがオスを食べたり。結構、衝撃的な写真が多い気がします。
Posted by ブクログ
9歳6ヶ月の娘
6歳6ヶ月の息子に読み聞かせ
カマキリの生き方
すごい…凄まじい…
なかなかショッキングな場面が
何回かでてきて衝撃をうける。
オスはメスに食べられる
ってことは知ってたけれど。
まさか交尾中に頭からガブリというのは。。。
しかも頭を失ったまま半日交尾を続けるって
衝撃すぎる。言葉を失う。
そしてハリガネムシも。
こんなふうに寄生していたなんて。知らなかった。
カマキリの生きかた
めっちゃハードモードやん。つらい。
でも、本能のまま
子孫を残すというために
必死でまっすぐ生きる姿は
ほんとある意味かっこいいよ。うん。