あらすじ
中1年の松木鈴理は、自転車で転びそうになったひいおじいちゃんを助けてくれた高校生の近藤彗を、運命の人だと思った。彼は同学年の近藤光の兄で、湯川夏海という想い人がクラスにいるらしい。その湯川夏海はいま恋愛より、親友の野上未莉亜が心配でたまらない。爽やかイケメンの山西達之と付き合い始めてからの変化に、なんだか嫌な予感がしていて……。『きみスキ』続編、それぞれの真剣な想いに共感する青春ストーリー!
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Posted by ブクログ
世の中のヨゴレを知らないピュアな子たちには読ませたくなーい!なんてのは、建前で(笑)
多分、誰もが人にはいえない秘密や歪んだ思い、どす黒いものを大なり小なり持っていて…逆に真っ白な子がいたら、周りが大変そう
この本にでてくる7人の高校生・中学生たちも普通に見えて、いろいろ事情があるようで…
中学・高校の頃の恋とか親友とかって、大人になってみたら背中をかきむしっちゃうようなイタイものだったり、親友という名のクラスメイトだったり、でも友だちなんだよね
壊れそうになっても、また繋ぐことができるのは、若いからなのか
繋ぎ直すごとにレベルアップするものなのか…
「きみのためにはだれも泣かない」
まずは自分で泣きやがれって感じですか
それにしても、最近は一般書なのかYAなのかライトノベルなのか、面倒な本が多い中、きれいにスパッと見事なYAで、久しぶりに気分がいいです(笑)
Posted by ブクログ
読む前は、書名に親兄弟は泣いてくれるだろうとツッコミを入れていましたが、著者のあとがきに、「自分を大切に思う事の大切さ」を表現しているとのこと。納得です。高校の1年生数名と中学1年生数名が接点を持ちながら心情を代わり番こに語って行きます。辛い境遇の子や幸せな家庭の子、変な子とかそれぞれが語る。高校生組、明るい兆しが見えて読後はほっこりします。
Posted by ブクログ
きみスキの続編ということで読んだこの作品。思春期の中高生の心情を描いていました。
けど、月乃や光はともかく鈴理のような性格の子は少し苦手かもしれない。近藤を美化し過ぎるし、隠れてポエムとか書いてそう。妄想癖なのかもしれませんが。
あと、ラストでアッサリと夏海彗野上山西だけだったけれど、個人的に、斎藤や恵、寺崎のその後も
知りたかったため、星3。ラストにあまり好感を持てなかった。
Posted by ブクログ
思ったより面白かった。でも鈴理は無理。特に唐揚げのとことか、電話待ってるとことか。絶対関わりたくないタイプ。対照的に中西がドロドロしてて、同じ話じゃないみたい。