あらすじ
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砂利の下に卵をうめてかくすサケ、貝のなかに卵をうみつけるニッポンバラタナゴ、オヤニラミに自分の卵を守らせるムギツクなど、川でくらす魚たちは、さまざまな作戦で、次の世代の子どもたちをのこそうと奮闘しています。それは、淡水という混雑した生態系の中で、小さく弱い魚たちが長い時間をかけてつくりあげた知恵でもあります。魚たちのいちばん大切な仕事である繁殖戦略に着目し、迫力の写真で紹介する写真絵本です。
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Posted by ブクログ
さかなたちが生き残るための重要な作戦は、“たまごをどのようにまもるのか“。
この絵本は、さかなたちの守り方を写真で教えてくれる。
孵化をするまでオスが見張り役をしていたり、貝に卵を産みつけたり、カッコウのように他の魚に自分の卵を見張らせたりと、さかなたちの卵を守るための様々な作戦を知り、驚く。
その中でも心に残ったのは、悲しいかな、外来種のたくましさだ。
カダヤシはお腹の中で卵がかえり、稚魚が泳ぎ出てくる。
もう稚魚の状態で!?
そのように進化したからこそ、繁殖するんだな。
その時の環境に適応できたものが生き残る…それが、自然の摂理なのかも。