あらすじ
巨鯨(バケモノ)を取らねば斬首(クビ)!
かつて多く漁師の命を奪い、手出しが禁じられた伝説の巨鯨、「権左(ごんざ)」に無謀にも挑む男がいた。
第1回本のサナギ賞大賞作家作品、待望の文庫化!
【あらすじ】
ー権左に銛打つことならずー
勝山に生まれた少年、吾一(ごいち)は、父、重吉(じゅうきち)のように鯨組の頭領を目指していた。
だが不漁に悩んだ重吉は村の掟に反し、巨大鯨「権左(ごんざ)」に挑むも仲間に多大な犠牲を出し、自らも命を落とす。
父の不手際により村を追いだされた吾一は江戸で鯨とは無縁の日々を過ごすも、いつまでも権左を忘れることができない。
しかしある日、偶然にも吾一は権左を取る秘策を思いつく。だがそれは、幕府にご法度とされている手段だった……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
金箔としたシーンと少し緩んだシーンと切り替えがよく続きを読むのが止まらなくなるほど引き込まれた。
捕鯨作品を初めて読んだが、村の狭い人間関係や掟など世界観がとても良かった。
Posted by ブクログ
鯨漁で生計を得る村に生まれた主人公・吾一。不漁が続き、巨大鯨『権左』に挑んだ父・重吉。しかし仕留めることができず、多大な犠牲を出してしまう。村八分にされた吾一は江戸に出て、石工として働きはじめ、遊女・シノとねんごろにもなるが、『権左』を忘れられない。そして、銛発射装置を開発してしまう。果たして巨大鯨を仕留められるのか?身請けできるのか?面白かった。