【感想・ネタバレ】ディスカヴァー文庫 沖の権左のレビュー

あらすじ

巨鯨(バケモノ)を取らねば斬首(クビ)!
かつて多く漁師の命を奪い、手出しが禁じられた伝説の巨鯨、「権左(ごんざ)」に無謀にも挑む男がいた。

第1回本のサナギ賞大賞作家作品、待望の文庫化!

【あらすじ】
ー権左に銛打つことならずー
勝山に生まれた少年、吾一(ごいち)は、父、重吉(じゅうきち)のように鯨組の頭領を目指していた。
だが不漁に悩んだ重吉は村の掟に反し、巨大鯨「権左(ごんざ)」に挑むも仲間に多大な犠牲を出し、自らも命を落とす。

父の不手際により村を追いだされた吾一は江戸で鯨とは無縁の日々を過ごすも、いつまでも権左を忘れることができない。

しかしある日、偶然にも吾一は権左を取る秘策を思いつく。だがそれは、幕府にご法度とされている手段だった……。

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Posted by ブクログ

金箔としたシーンと少し緩んだシーンと切り替えがよく続きを読むのが止まらなくなるほど引き込まれた。
捕鯨作品を初めて読んだが、村の狭い人間関係や掟など世界観がとても良かった。

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2025年01月28日

Posted by ブクログ

捕鯨を生活の糧とする、江戸時代の千葉勝山の物語
当時から沢山鯨が取れたわけでは無いのですね
権左(巨大クジラ)に執念を燃やす主人公の無理矢理ながらも、少しずつ成長していく姿に好感がもてます

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2023年03月13日

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