あらすじ
コロナ禍の中、オリンピック開催が間近に迫る東京で、新聞社に「開会式の日、都内を走るトラックの荷台で青酸ガスを発生させる」という予告電話がかかってきたのが、すべての始まりだった。直後、配送トラックを狙った予告通りの事件が次々と発生。さらには鉄道の線路が爆破され、高速道路ではトンネル火災が。あちこちで交通が分断され、食料品は届かず、ゴミは回収されないまま溜まり続け、多くの人々がひしめく東京は陸の孤島に――。この危機から東京を救うため、物流のプロ・長距離トラックドライバーたちが、経験と知恵を武器に立ち上がる!/解説=大矢博子
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Posted by ブクログ
感謝する場面が多く、人と人が支え合うことで社会が成り立っていることを改めて感じた。
満たされた生活ができている喜び、当たり前すぎてありがたさに気づけないでいた。一つのモノにどれだけ多くの人が関わっているのかを認識した。物流のありがたさ。無駄がない分脆弱な現代。東京が空っぽになってしまう恐怖。地方と都市の関係。
「空っぽになる」と「溢れる」ことの2つの問題点が浮き彫りになり、考えさせられる一冊。
人々の大量生産と大量消費の豊かな生活が、誰かを苦しめていることがある。また、その生活の代償は巡り巡って自分に帰ってくる。
コロナ禍でより一層浮き彫りになったごみ問題。ごみを引き取ってもらう価値について考えた。捨てることにも金と手間がかかる。あまり目を向けられない職で働く人がいることが寂しい。
「ローマの皇帝は、市民の目を政治から逸らすため、パンとサーカスをふんだんに与えた。」という文が印象に残った。