【感想・ネタバレ】僕と魚のブルーズ 評伝フィッシュマンズのレビュー

あらすじ

「バンドは、つづければ、つづけるほど、よくなるんだよ」
──佐藤伸治

デビュー30周年記念出版。

フロントマン佐藤伸治をデビュー前から
間近で取材し続けた著者が鮮やかに蘇らせる、
90年代を駆け抜けた伝説のバンドの軌跡。

今でも新たなファンが生まれ、国内外で高い評価を受ける
フィッシュマンズの決定版評伝。

増補新版、未公開写真+プロモ用ミニブック
「after GO GO ROUND THIS WORLD」「Stop-Action Fishmans」収録で復刊。


「独自の分析と深い愛情が、
今も圧倒的なエネルギーで迫ってくる。
フィッシュマンズを鳴らし続ける僕らの気持ちは、
この本を読めばわかる」
──茂木欣一

あなたが、自らのなかに「欠落がある」と感じるのだったら、
佐藤伸治が、フィッシュマンズが身を賭して作り上げた作品の数々は、
きっと役に立つはずだ。(「はじめに」より)

ドキュメンタリー映画「映画:フィッシュマンズ」
2021年7月9日全国公開。

【目次】
二〇二一年のまえがき
はじめに
第1章 90年12月 「きょうは、シンジは、いません」
第2章 91年 らしくない大器、デビュー
第3章 92年 涙ぐむような音楽
第4章 92年 ラジオ・デイズ
第5章 93年 新しいヤンキーたちの夜明け
第6章 94年1月~6月 渋谷は燃えているか?
第7章 94年6月~12月 「夕焼けの色だよ」
第8章 95年 「まだ夏休みは終わってない」
第9章 96年 空中のシーズン
第10章 97年~98年 残響の彼方へ
第11章 1999年3月15日、3月20日
それから
さらに、それから
[付録]after GO GO ROUND THIS WORLD/Stop-Action Fishmans

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 400ページ以上あって、こんな分厚い本をそれほどファンでもないのに読むのは大変だと思いながら読み始めると、フィッシュマンズのキャリアを時系列で語っているので、触れている通りにapple musicでこれまで聴いていなかった初期作品から聴きはじめる。90年代に世田谷三部作だけよく聴いていた。『マイライフ』という曲が特に好きで今でもランニングしながら聴いていた。

 各作品についてじっくり語られているのでじっくり音楽を聴きながら読み進めると、ほぼ7月の一か月間はフィッシュマンズをどっぷり聞き続けた。特に『いかれたベイビー』を好きになって何度も聞いた。佐藤さんが亡くなって寂しい。当時より今の方が喪失感が大きい。読み終わってしまうのが寂しい。

 『いかれたベイビー』を繰り返し聞いていると、ラブソングと言うより、ドラッグを一緒に楽しむ女の子についての思いを歌っているようにしか聞こえない。しかし川崎さんは『ナイトクルージング』でドラッグソングという解釈を矮小であると猛否定していたのだが、ラブソングをそれほど高いものと思わないし、ドラッグソングを矮小であるとも思わないので、受け止め方が違った。川崎さんは佐藤さんと大変長い時間を共有している関係者なので、川崎さんの方が正しいはずだ。

 8月に映画が見れるので、フィッシュマンズとの夏はまだまだ続く。

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2021年07月27日

Posted by ブクログ

きっかけは山崎まさよしのカバー
「いかれたBaby」
これは分かりやすくイイ曲。
でも、そこからが不思議な感じ。
合わないのかもしれないが、
通り過ぎるわけにはいかない的な。
なんやかんや私が気になるトコロで目にするし。
この本でさらに迷いこみました笑

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2021年08月21日

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