【感想・ネタバレ】お皿のボタンのレビュー

あらすじ

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とれたボタンを入れておく1枚のお皿。ボタンたちが語る、謎とロマンと冒険うずまくそれぞれのボタン人生。奇想天外な面白さ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 読みました。
かわいいお話でした。

さて、
このお話は、

 高橋さんちの、とれたボタンを入れておくための、茶の間にある、古い、ちょっとすてきなかざりだなの、いちばん上の、いちばんはじに、おかれた、ひらたい、お花のような、白いお皿の中で、繰り広げられる、

 入れられた数々のボタン、そしてボタンのようなものものの、遍歴が語られるお話です。


 ですが、視点をある出演者に固定すると、

 いまどき流行りの、
転生のお話、と言えるのかもしれません。

 つまり、
 大女優の舞台衣装の、豪華な、ドレスについていた、白くて・まるくて・ややたいらで・おもてに小さなふちかざりのついた・高級なボタンである、「ホワイト夫人」の、転生のお話。

 「ホワイト夫人」は、好奇心旺盛に、お皿にやってくる、数々の、ボタンや、ボタンのようなものものに、語りかけ、かれら・かのじょらの、話を聞きます。

 でも、どんな話を聞いても「ホワイト夫人」には、ゆるぎない、ある信条が、あったのです。
 それは、

 『どんなものについていたかということが、ボタンのひとがらやひんせいを決める』というものです。

 しかし、
 「ホワイト夫人」の気持ちは、「ボタン穴のない・台つきボタンでもない・ひらたくて・まるみがあって・つるりとしていて・にぶい黒光りのする」、その名も「石蔵」さんと出逢って、変わっていきます。

 すなわち、
 『人間いたるところに青山あり』
 つまり、(どこにでも活躍の場はある)。

 そして、
 「ホワイト夫人」は、「石蔵」さんと、ともに、高橋さんのおばさんにつまみあげられ、
 新たな場所へ、転生するのでした。

 パチンッ、 パチンッ。 
 と。

 ああ、人に歴史あり。
人生、何が起こるか分からない。
 天性から、転生へ。


 めでたし?

 めでたし!

 ボタンたち、そして、ボタンのようなものものに、幸あれ。

 ぜひ、
 お読みください♪

0
2024年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほうこさん、絵もかくんだなあ。
色合いがポップな感じでとてもかわいらしい♪

とあるお宅の飾り棚の上にお皿の中にいるボタンたちのおはなし。

ホワイト夫人、かわいすぎだー。
ちょっとするとイヤミなおばさんになっちゃいそうなところだけど、
なんだか愛くるしくなります。
ボタンならぬ犬の鼻にちょっと笑い
草原みたいなとこって・・・・。
タビくんは今度はどのように旅するのかなあ?
ころころころと上手い具合にいってほしいものです。

さてさてホワイト夫人はお皿へといつ戻ってくるのか?
碁石さんとの涙の別れはあるのか?

想像ふくらむ、
すてきな一冊でした。

0
2012年02月05日

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