【感想・ネタバレ】ヨルダンの政治・軍事・社会運動――倒れない王国の模索――のレビュー

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Posted by ブクログ

【今日のヨルダンは、強いアクター間の緩衝地帯と言うよりも、不安定な国家をまたいだ紛争の負の連鎖を抑止する緩衝地帯になったといえよう】(文中より引用)

中東の緩衝国家として知られるヨルダン。多面的な分析を行いながら、なぜ混乱する地域の真っ只中にあってその王国が倒れずにい続けられるかを検討した一冊です。著者は、立命館大学で教授として勤める吉川卓郎。

ヨルダンに関する深度を持った包括的な邦字書がないこともあってかなり貴重な一冊。学術本ではありますが歴史的な文脈もきっちり紹介しながら筆が進んでいるため読み進めるのにあまり苦労を必要としない点も高評価です。

参考文献も充実していて☆5つ

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2021年01月07日

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