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ヨルダンは、資源に恵まれず紛争地域に囲まれた小国でありながら、中東戦争、難民問題、アラブの春で揺れる中東国際政治を巧みに生き抜いてきた。本書では、ハーシム家を国家の柱とするヨルダン政府がどのように体制防衛を成功させてきたのか、比較政治学、国際政治学、中東地域研究の分析枠組を駆使し、その全貌に迫る。
Posted by ブクログ 2021年01月07日
【今日のヨルダンは、強いアクター間の緩衝地帯と言うよりも、不安定な国家をまたいだ紛争の負の連鎖を抑止する緩衝地帯になったといえよう】(文中より引用)
中東の緩衝国家として知られるヨルダン。多面的な分析を行いながら、なぜ混乱する地域の真っ只中にあってその王国が倒れずにい続けられるかを検討した一冊です...続きを読む
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