【感想・ネタバレ】京都・宇治川殺人事件のレビュー

あらすじ

野村映子の夫・昭夫(あきお)は、車もろとも宇治川に突っ込み、謎の転落死を遂げた。警察は事故と判断したが、不審を感じた映子は独自に捜査を開始する。一方、映子に協力的な笛木(ふえき)刑事が追う轢(ひ)き逃げ事件は手詰(てづま)り状態に陥っていた。そんななか、金閣寺で絞殺事件が発生。3つの事件に接点はあるのか? 幻の処女長編、ミステリーの女王の原点が甦(よみがえ)る!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

解説によると、
1963年に江戸川乱歩賞の予選通過した、「冷たすぎる屍体」に続き
1965年に予選通過した「歪んだ階段」が本書だとの事。

朝鮮半島から引き揚げてきた人の物語なので、
古い話だとは思ったが,そんな初期の作品であることを感じさせない大作に鳴っている。

最後の展開が、やや性急で、完成度が98%という感じもするが、
余韻が残ってよいと感じるかもしれない。

これが最終選考に残っていないとは、江戸川乱歩賞の難しさも感じた。
大衆に受けるものと、審査員に受ける物の差もあるのかもしれないという感じもした。

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2011年09月05日

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