あらすじ
近年、盛り上がりを見せる不動産投資。
Webなどには情報が溢れかえり「何が正しくて、何が間違っているか」が分からない状況です。
そんななか、自身で不動産経営をしながら、全国で資産運用コンサルティングを行う著者が、「不動産投資の成功法則」について語ります。
不動産投資で重要なのは、成功法則をもとに正確なシミュレーションを行い、利益が出るかをシビアに見定めることです。
不動産投資は購入前の「初期設定」が非常に大切です。
本書では、昨今の不透明な状況の中でも失敗しないためのノウハウを、①エリア②指標③物件④融資⑤管理の5つの法則としてまとめ、お伝えしていきます。
また「資産形成」「本業以外の収益確保」「節税」など、目的別にケーススタディも収録。
本書を読めば、物件選定から、賃貸管理まで成功するための方法を学べます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自社サービスの紹介のポジショントークはあるものの、この時代に即して、合理的な不動産投資の考え方を全体論で整理して語ってくれている書。やや、CF重視で、金融機関の金利を軽視してる感もあったが、それを除けば、全体的に納得感あり、勉強になりました。
Posted by ブクログ
借り入れをすると言う事は、言い換えれば「他人のお金を利用して投資ができる」ということ。借金を背負う訳だから、返済リスクは存在するが、初期設定でリスクをコントロールできれば、融資を受けて、不動産投資をする事は限りある自己資金を効率よく運用する方法として最適と言える。借り入れをすることは時間を買うことである。人間が不老不死であれば自己資金が貯まるまで待ってから、収益物件を購入すると言う事でも良いが、人生は有限であり、限られた時間の中で経済的な余裕を手に入れ、人生豊かなものにするには、自己資金を効率よく運用する必要があり、その手段が融資利用によるレバレッジ効果を得るということ。
出口戦略の考え方
不動産投資は売却して初めて最終的な利益が確定するため、出口(売却)を考慮して物件を購入しなければなりません。出口戦略とはいつでも売却できるような物件を購入した上で、保有中のキャッシュフローへ5つ不動産市況の上昇局面や金融機関の融資条件の何かがあった際に、利益確定の売却を行うと言うもの。
いつでも売却できる物件とは少し抽象的だが「次の買い手がつく物件」「次の相手が新たに融資を受けられる物件」を指します。
一方で、持ち続けると言う出口(方向性)もある。
売却の目安の1つに、減価償却が終わったタイミングがあるが、減価償却期間が終了しても持ち続けた方が良い物件もある。立地が良く資産性が高く蓄熱が経過しても一定の金額で売却できる物件や減価償却が終わった後でも物件単体で税引き後CFを出せる。高利回り物件など。