あらすじ
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「どっちでもいい」をやめて、人まかせにせず、自分の「好き」を優先させると、人生を気持ちよく歩けます。 本書では、正直な気持ちを表現できるようになれるヒントを、文章と写真で紹介。 引田かおりさんが選び抜いた器や洋服、長年集めたかご、ガラス、暮らしの工夫も必見です。
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Posted by ブクログ
1日の終わりにベッドに入って、好きな本を読むのは至福のとき。本はまさに時間も距離も関係ないタイムマシン。言ったこともない国、会ったこともない人たちとの出会い。果てしなく広がる自由への扉です。「経験だけが確か」というなら、人生は限られた世界になりかねません。想像力を駆使して、分からないことにも寄り添ってみる。それこそが読書の醍醐味です。
「200ccのコップには、200ccの水しか入らないから」と言い放った同級生は今、どうしているんだろう。大人になって山あり谷ありの人生を経験すると、学校の成績と人生の幸福は必ずしも比例しないことに気づきます。
ラッキーとアンラッキーは表裏一体。
大きな決断はどうでしょう。土地を買う、仕事を変わるなど、そういうときに大事にしているのは、「自分だけがしあわせになればいい」と思わないことです。みんながしあわせになれるだろうか、みんなでしあわせになれるかしらということを大切にしています。
「子どもたちの結婚は、どんな人でも受け入れよう」と常々話していたので。
もし体調を崩したり、仕事や人間関係でうまくいかないことが続いたりしたら、住まいを見直してみるのもひとつの考え方です。引っ越しができなくても、模様替えや掃除でもずいぶん変わります。
「それがなくても生きていけるもの」を買う自由は、どんな人にも必要なのです。
やたら有名人や大企業の名前を出して、「僕が」「私が」と、自分を大きく見せようと必死な人。かたや多くは語らず、謙虚で、誰に対しても態度が変わることにない人、こういう人は、だいたい静かな人が多いです。自分の功績は自ら語るより、巡りめぐって耳にするくらいのほう格好いいなと、肝に銘じるきっかけになりました。
毎日発信されてくる恐ろしいニュースのボリュームを下げて、先のことを心配しすぎずに、今できることを淡々とやる。お味噌汁を丁寧に作ってみるのもいいですね。