【感想・ネタバレ】東大式癒しの森のつくり方のレビュー

あらすじ

富士山麓山中湖畔に広がる、東京大学演習林「癒しの森」ここを舞台に人と森とをつなぐプロジェクトが始まった。楽しいから山に入る、地域の森の手入れをする、薪をつくる、「癒し」を得ながら森に関わる、誰でも親しめる森をつくる………。みんなでできる森の手入れが暮らしや地域を豊かにする。これまでの林業を乗り越えるきっかけとなる、森林と人をつなぐ画期的な第一歩。

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Posted by ブクログ

『癒しの森のつくり方』有難うございました!早速拝読させて頂き、自分たちが目指す林業の姿にエールを頂いたように感じ大変勇気を頂きました。
「身近な森の恵みの、普段の生活のなかでの「利用」こそが私たちの暮らしを豊かにし、将来、日本や世界の森を豊かにする可能性がある」浅野友子さんが「未来に希望を託せる素敵な考え方」とおしゃっておられましたが私も大いに共感しました。
林業界をプロ野球に例えたお話も凄くわかりやすい(笑)
一度広がってしまった森と人の距離を縮める方法が提唱されている『ソフトな癒しの森づくり』ですね。全く同感です。斎藤暖生所長をはじめ山中湖の演習林で取り組んでいるものから色々学ばせて頂くことで全国の森林問題解決の糸口に必ずなります。
私も地域住民(森林組合の組合員さんでもある)と身近な森と人の断絶をソフトな森づくりで復活させたいとの思いでグループを立ち上げ、名称は上野原市林業研究会として活動しています。口コミで会員も増え今は33名までになり県内一の数となっています。これまでの活動は森林組合が施業した現場のお掃除、つまり残材を集めて山から出してもらいその材を森林組合で購入してバイオマス発電へ販売したり残材を薪に加工してもらい製品としてより高く購入させて頂いています。森林組合がハード林業であれば彼らはソフト林業で、モットーは無理せず楽しく怪我なくワイワイガヤガヤです。面白いのは、平均年齢こそ高めですがこれまでの職歴や生活の知恵豊かな会員が様々なアイディアと時間を持っているため行動力が素晴らしい。これからも森林組合には出来ないところを補ってもらいながら豊かな森づくりを協働しながら地元で展開していきたいと思います。

『癒しを軸に森と人がつながり、さらには人と人が共鳴する地域』が全国広がっていきますように。

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2020年11月01日

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