あらすじ
いつかニュースで見た,あるいは海の向こうに住んでいる,私たちからは遠い,「勇敢な」人たち….でも,テレビでは聞こえなかった,葛藤を語る彼らの赤裸々な声は,私たちの心にも突き刺さる.勇気ってどういうこと?もしかして意外と身近なこと?自分ととことん向き合った彼らの話を聞いて,いま,勇気を考えてみませんか.
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Posted by ブクログ
自分のいやな面にも向き合い、それを受け入れ、よりよい方向に向かうこと。自分が正しいと思うことは信念を持ってやりとげること。いずれも難しいが、そうなるようにあきらめずに取り組みたい。子供たちにも読ませたい。
Posted by ブクログ
考えさせられる問題ばかり。
若者向けの本ではあるが、大人も真摯に読むべき本。
著者は相当がんばって取材をしたという印象あり。
特に、イラクで人質になった高遠菜穂子さんやパレスチナ問題に対するルポは、興味深い。
Posted by ブクログ
Twitterで誰かがつぶやいていたのでメモしていた本です。ジャーナリストの江川詔子さんが、中学生や高校生向けに書いた本ですが、年齢を問わずたくさんの人に読んで貰いたいなあと思いました。江川さんの飾らない、真摯な文章が水のように体に沁み込んできます。
江川さんがその勇気に感銘を受けた5人の人と、イスラエルの若者たちへの取材から綴られた6つの章には、自分に正直に向き合って生きている人達の姿が描かれています。読み進むうちに自然と目頭が熱くなるところもありました。
取材対象には、あのイラクの人質事件でものすごいバッシングを受けた高遠菜穂子さんも含まれています。あのころの日本を取り巻く異常さを思い返すと同時に、その後高遠さんが周囲の人々に支えられ、自分も人々を支えるために悩みながら、それでも一歩一歩歩んでいることを知りました。本当に考えさせられました。
3時間もあれば読んでしまえる本ですが、しっかり自分に響いてくる本だとおもいます。岩波ジュニア新書なのですが大人にもお薦めです。
Posted by ブクログ
子供向けのようだけど、大人が読んでもためになる。
イスラエル問題ではいろいろ勉強になり、考えさせられた。
ユダヤ人が隣人を愛せるようになる日がいつか来て欲しい。
Posted by ブクログ
本当の勇気とはいったいどんなことなのか、ジュニア向けに書かれた新書なのだが、実際、大人が読んでも心に響くものがある。
どんな窮地に立たされようが、どんな中傷誹謗を受けようが、自分が正しいと思った信念を決して曲げない、そんな強さを持つことの大切さがわかる。
家族がいて、生活もかかっている仙波敏郎さんが警察での裏金問題を明らかにし、酷いいじめに遭いながらも定年まで勤め上げた話には、どんなに辛かったかを思うと心が痛んだ。
自分自身、ここまで強くなれる自信はないが、信念を持って生きていきたいと思った。
Posted by ブクログ
勇気ってなに?
きっとここには誰の答えもなくて、みんな1人1人が自分の答えを見つけないとならない。苦しくても考え続ける。こころを鍛える。そうすれば少しずつ見えてくるはずだ。
そう信じる。
Posted by ブクログ
100514現在 最終章からで196迄. 161,182自分に正直に。自分の良心に従うことが一番。186,189,
100124by朝日
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1 自分に正直に―野口健さん
2 過ちと向き合って(秘書給与で有罪に)―山本譲司さん
42,43,45,51,52→『獄窓記』『塀の中から見た人生』『累犯障害者』
3 柔軟に考える―蓮池透さん
4 信念をつらぬく(警察官として内部告発)―仙波敏郎さん
90,91,93,97,102,108,110-4,
オンブズマン←「代理人」sweden
5 「命」にこだわって―高遠菜穂子さん
122,124,128,148,154,
『ハロー、僕は生きてるよ。―イラク最激戦地からログイン』2008 ←139
『戦争と平和ーそれでもイラク人を嫌いになれない』2004 ←150
6 暴力を止める声―イスラエルの人びと
7 おわりに
ジャネット・ランキン:真珠湾後にただ一人「非戦!」 213
バーバラ・リー下院議員:9.11後にただ一人同! 214
216
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勇気って、なんだか大げさで、自分にはちょっと…と思うもの。でも一方で、あのときもっと勇気があれば、と思ったことはありませんか。厳しい状況に置かれながら自分と向き合い、信念を貫いた人たちが話してくれた、悩みや後悔、葛藤を聞けば、きっと少しだけ勇気を身近に感じられます。
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⇒『人を助ける仕事ー「生きがい」をみつめた37人の記録』小学館