あらすじ
政党間の駆け引きに終始し,実質的な審議が行われない国会.審議空洞化の原因はどこにあり,どうすれば活性化できるのか.戦後初期からの歴史的経緯を検討した上で,イギリスやフランスとの国際比較を行い,課題を浮き彫りにする.「ねじれ国会」が常態化した今,二院制の意義を再考,そして改革の具体案を提示する.
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Posted by ブクログ
この本で、比較政治学の面白さに初めて気付くことができた。
当たり前だが、国の数だけ統治のスタイルがあり、なにが正しいということはないことを改めて認識した。また、変化は不可欠であることも。
Posted by ブクログ
『日本の国会』/岩波新書/★★★★☆/政治学やら日本の国会の現状やら、幅広い観点から書いている本。ということで非常に勉強にはなるがそれ以上でもそれ以下でもない気がする。改革案が抽象的すぎるしね。
Posted by ブクログ
政治関係の本って初めて読んだかも…
聞きなれない言葉も多くて大変だったけど、何とか喰らいついていってたら、ぼんやりとだけど、あぁそういうことか、とわかった部分もあった。
Posted by ブクログ
新書という制約の中で、かなり盛り込んだので、少々消化不良な面がある。
問題の分析が、諸外国との比較の中でしてあるのはよかった。
いずれにしても、今の日本の政治家に国会改革の自浄作用があるとはおもえないので、改革の道は険しい。
本来は、憲法改正の前にやらねばならないことだが。