あらすじ
テレビ朝日の元プロデューサーが、SNSやYouTubeなどの動画のアクセスや登録を増やす“仕掛け”を、写真や図を豊富に用いてやさしく解説します!
Webメディアなど「基本的に無料」のコンテンツ視聴者は、動画が「面白くない」「わかりにくい」と思えば、すぐほかへ行ってしまいます。面白い動画、わかりやすい動画を作るためには、動画で「人の五感すべてを刺激することが必要」だと著者はいいます。
「動画」は「画が動いている」だけではありません。人々の歓喜の声や調理をする美味しそうな音などが入ったり、BGMや効果音、ナレーションなどを入れたりすることができます。
また、テロップと呼ばれる文字を入れて、内容をわかりやすくすることができます。
構成(話を進める順番)次第で、印象も大きく変わります。
つまり、映像以外の仕掛けで、視聴者の五感をより刺激することができるのです。
そこで本書は、映像の撮影法はもちろん、編集の際に大切な「テキスト(テロップ)」「キャッチコピー」「構成」「声」「音楽」「ナレーション」など、幅広く解説しました。
著者は、報道、ワイドショー、バラエティ、トーク、グルメなど、ほぼすべてのジャンルの経験を持つ映像のプロ。独立後は、Yahoo!ニュース、夕刊フジ、東洋経済オンラインなどのWebニュースで記事も執筆しています。
撮影からテキストまで、約30年かけて培った動画制作の52のノウハウは、「SNSでもYouTubeでも使える」内容になっています!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
借りたもの。
動画制作に長く携わった著者が、「面白いコンテンツ」を作る“プロの仕掛け”をChapter > Sectionに分け、52個の項目で紹介している。
その項目が、動画コンテンツがある各種SNSの、どれに対応するのか見出しに書いてあり、便利。
それらは小手先のテクニック集ではなく(もちろんテクニックはあるが)、常に客観的な視点を保つことを教えられているようにも思えた。
テレビ、ラジオを聞くという身近な事から、寄席を見に行くという話まで。新旧、情報発信の媒体で培われた先人の技術から学ぶ必要性・重要性も感じる。
様々な心掛けがわかりやすく書いてある。
編集とは短くすること。上手に話せるとwebで読まれる文章が書ける……
通読していると混乱するが、動画の仕様や目的、内容によって要素を使い分けるべきなんだろう。
そのため、汎用性が高い。
特にChapter.6の「動画を仕上げる前に大切なこと」は必読だと思う。
‘バラエティ番組は“心地よい言葉”の宝庫’(p.26)と書いてあって懐疑的・否定的に思ったけど、‘ボーッとしている人に「あっ」と心に留まるような言葉’とあって、すなわちリラックスしている人にインパクト、注意を向けさせる言葉の事だと理解した。人の心をリラックスさせる言葉の事ではなかった。……この時点で私はその意味を理解した、という事かな?
もったいぶった出し方(本の中では“引っ張り力”)をしても視聴者は離れる……私もそう思う。
著者は連続ドラマを例に挙げているが…もう使えない“手垢がついたもの”となっていないか?(最近、バラエティ番組然り、ドラマでさえもその傾向が強いと思ってしまう。あとCMだらけとか。)
ジャンルにもよるか。
Posted by ブクログ
テレビ業界の方による著作だけあって目の引き方、声のポイントなど人に見てもらえる動画の考え方という点では古びていない。撮影すると愛着は湧くけどそこから削いで面白いものを残すのがポイント。その他者が観て面白いという点が分かるのが編集の重要性として感じる。
Posted by ブクログ
子供の頃ゲームの攻略本が好きだったからか、結構こういう本好きです。
声の高さと速さでバリエーションを作る、という項目があって面白く読みました。
Posted by ブクログ
Yahooトピックスの記事タイトルは13.5文字が標準
13.5文字に要約する癖をつける
話し方は話し方の速さ・普通・ゆっくりと話し声の高さ・普通・低いの9種類のパターンを使い分ける
Posted by ブクログ
わかりやすかったです!
作っているうちにターゲットが曖昧になりますが
客観的に見てくれる人に見てもらい方向性を間違えないように作ります。
テロップは迷うことが多いのですが、映像にない情報のみ簡潔に書くことを念頭に編集していきますね。