あらすじ
累計4300万PVを突破!
「文春オンライン」のノンフィクション連載がついに漫画化。
もちぎさんも絶賛した、本当にあったBL(ボーイズラブ)の物語。
「七崎が女だったら、俺たち付き合ってたよな」
「男のお前とは付き合えない」と、はっきりと告げられた瞬間だった――。
学生時代の初恋、初めての出会い系サイト、好きな人とのドキドキの共同生活。
時につまづきながらも「運命の人」を求めて奔走する青年の、ほろ苦くも前向きなラブストーリー。
※こちらは「試し読み版」です。続きは「製品版」(2021年4月22日発売)を購入の上、お楽しみください。
感情タグBEST3
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つらい
昔、ベルリンのヴォーヴェライト市長が自分がゲイであることを公表した時、とても驚いた。繊細でとても素敵な男性だったのでとりわけマスコミが騒いだからだ(もうご高齢です)。それから数年後、法改正があり同性でも結婚できるようになった。コメントを発表した時の市長の表情を思い出しながら本作品を試読しました。
主人公が小学生の頃、前に立たされ教師が児童に「なぜ、おかま」と呼ぶのか、と問いかけるシーン。それが良かれと信じて疑わない教師。なんだかつらかった。
現実
実際に世の中はこんな風に悩んでる子、たくさん居るんだろうなと思います。
周りにあわせて偽る。学生なんてとくにコミュニティが狭い分友達や先生、親の目を気にして偽らないとってなっちゃう…それはとても辛いよね。読んでいてそんな事を考えました。
外見の性と中身の性が違うことでの幼い頃からの出来事が描かれてましたが。クリスマスのプレゼントにかわいいおもちゃをこっそりサンタさんにお願いしてるのとか切ない。冒頭の結婚式で両家揃っての集合写真があるからどちらも家族がちゃんと受け入れてくれたのかと思うとほっとします。小学校の先生は酷い。いろんな理解が広がったといっても、学校の先生にはとんでもない人もちょくちょくいるからね。
良輔くんの子供時代が生きにくそうで辛い。教師の言動が良かれと思ってのことなんだろうけど、嫌な気分になりました。普通って何だろうって思います。とてもリアルです。
ゲイで生まれたことに対する劣等感を抱きながら歩いてきた人生を振り返る話?学生の所は切なくなる話ですが、ハッピーエンドが約束されてるので最後まで読みたいです!