【感想・ネタバレ】社内新規事業コンパス――イノベーションを起こすための[リレーショナルスタートアップ]の技法のレビュー

あらすじ

企業を支える柱=「新規事業」を育て上げるためにいまやるべきことは何か。
本書は,社内新規事業「実現」の手引きです。著者は「社内新規事業では事業規模や事業収益ばかり意識しがちだが,それよりも重要なことがある。それは事業に関係する人との関係性」と説きます。本書の核となる武器が「リレーショナルスタートアップ」。リレーショナルスタートアップの技法によって,新規事業で一番の敵となる「思い込み」の殻を破り,事業立案に必須の現実世界とのコンタクトのしかたを獲得していただきます。そして,新規事業を立ち上げるための具体的なステップとアクションを結集したマニュアルも1章まるごとを使って収録。
長年にわたり新規事業立ち上げに必要な人材や組織作りのサポートに尽力し,スタートアップ企業から大企業まで急成長を裏側から支える著者のすべてがこの1冊にあります。新規事業に行き詰まったとき,悩み抜いているとき,あきらめそうになったときに本書をひもといていただければ,必ず原点に立ち返ることができるはずです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

新規事業のヒントを得るべく読書
新規事業で大事とされていることが著者の言葉で網羅的に語られている。

メモ
・顧客開発の重要性
・顧客関係開発サイクル
 観察 きづき 共感 働きかけ
・成功するリーダーはwhyからスタートする
 失敗するリーダーはwhatからスタートする
・日本型組織のデメリットは上下関係が重視され、部下が優れたアイデアを提案しても、上司が理解できないとボツになってしまうこと。上司がボトルネックになってしまうということ
・社内で広く個人のアイデアも拾える仕組みを設けた方がベターだということ
・新規事業が生まれやすい組織
 誰もが意見を言えるフラットな組織
 個人の個性が認められる組織
 新規事業に応じた評価制度が設けられている組織
 誰もがチャレンジしやすい組織
・管理が有効なのは未来が予測できるときだけ
・問題とは顧客が解決してほしいと思っている事柄、製品サービス提供者に訴えられるもの。課題とは顧客自身が気づいていない事柄、解決されると全ての問題が一気に解消する。
・事業企画書に入れるべき要素
 ターゲット
 ターゲットが置かれている状況
 ターゲットが望んでいること
 ターゲットが開設できずに困っている課題
 提供価値
 企画背景
・3つのデータ収集
 データリサーチ
 頭の中のアイデア引き出し
 顧客ヒアリング

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2022年06月05日

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