あらすじ
《主体的なオンライン学習を実現する》
世界30ヶ国12万人が学んだ「オンライン研修・授業」の新常識!
◆こんな悩みを感じる方へ
□オンラインでは、参加者の反応がわからなくて、正直やりづらい
□何とか研修・授業をオンライン化はしたけれど、「これでいいのか?」と内心思っている
□参加者が退屈しているのではないかと不安になることがある
□正直なところ、集合研修・授業のような「手ごたえ」を感じられない
□オンライン研修・授業の、もっと効果的な方法を知りたい
研修運営に悩む講師、学習効果を高めたい社内講師・教員、人材開発担当者必読!
オンラインの可能性を最大限に活かす
インストラクショナルデザイン+ファシリテーション+運営スキル
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「講師・インストラクターのバイブル」とも評される世界30ヶ国12万人が学んだ「参加者主体の研修」ハンドブックシリーズ第5弾。
今回のテーマとなるのは、今、その必要性が急激に高まっている「オンライン研修・授業」です。
2020年3月以降、多くの組織、学校において研修・授業のオンライン化が一気に広がりました。
その中で、「何とか急いで対応はしたものの、これが本当に効果的な方法なのかわからない」といった意見をしばしば聞きます。
期せずとも始まった日本における「オンライン研修」は、「始める」「オンライン化する」というファーストステップから、「効果を高める」「質を高める」という段階へと移りつつあります。
それでは、質の高いオンライン研修はどのように行えば良いのでしょうか?
オンライン研修の効果を高めるためには、一体何が必要なのでしょうか?
本書では、アメリカにおいて豊富なオンライン研修(ウェビナー)の実績をもつボブ・パイク氏が開発した「参加者主体の研修手法」をもとに、参加者が主体的に学び、行動変容を促すために欠かせない
「インストラクショナルデザイン」
「ファシリテーション」
「運営・デリバリー」
の理論・考え方と実践法を紹介していきます。
本書を読むことで、
「時間配分をどうするのか」
「研修コンテンツをどのように組み立てていけば良いのか」
「参加者のビデオはオンにするべきなのか」
「オンライン学習でのグループワークはどのように運営すればいいか」
「オンライン疲れを防いで集中力を保ってもらうにはどうすればいいか」
などの素朴な疑問を解消するコツが見つかることでしょう。
【目次】
第1章 学習効果を高めるオンライン研修とは
第2章 参加者主体のオンライン研修の基本原則
第3章 参加者主体のオンライン研修をデザインする
第4章 参加者主体のオンライン研修のファシリテーション
第5章 困った場面とその対処法
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
近々オンライン研修を行う予定があり読破。
オンライン研修を行うにあたって押さえておくべき基本的内容が書かれており参考にしようと思った。
特に参考にしたいこと
・匿名アンケートやチャット機能の活用
・4分に1回はリアクションを求める。
・参加者に選択肢を与える。
・活動前には丁寧な指示を。(ブレイクアウトルームに分かれると、スライドは見返せない)
・動きが伴うことで記憶に残りやすくなる。
・自分で口にすることで受け入れやすくなる。
カメラオンにしなくてもいいよねという提言に関しては、大賛成。
カメラオンを強制にする=参加者のことを信じてない=参加者は監視されていると感じる=安心感のある研修でなくなる
という理論はまさに正論。
ここは今の職場でも提言しようと思う。
このシリーズは本当に参考になる。感謝。
ただ、もう一方のオンライン研修アクティビティの方は、参考になる点が少なかった…。
Posted by ブクログ
オンラインイベントを実施する人必携である。ご子息のベッキー・パイク氏の「オンライン研修アクティビティ」はオンライン・ネイティブのための本だったが、対面というレガシーが主戦場だった人はこちらのボブ・パイク氏のものを読むとやはりわかりやすい。
この本が価値は①研修のそもそもの目的に必ず立ち返っている、②対面とオンラインの比較を実践者のインサイトに基づいているの2点である。研修等イベントのプロデューサという立場の重要性を説いているがこの分業の発想は当たり前という感があるが実際にその必要となる理由を的確に記しているため理解が深まった。
この本を教科書に「…アクティビティ」を副読本にすることで学びは完璧になると思われる。