あらすじ
「夢や希望を実現するための小さな一歩を踏み出してほしい」木島先生の言葉で、陽翔は「夢の実現計画」について考え始めた。野球少年である陽翔の夢は、プロ野球選手になること。一方、双子の弟・大翔の夢は発明家。日頃から発明のアイデアを考え親からも期待されている大翔と比べてしまう陽翔は、自分だけの未来ノートを作るため、動き出した。ある日陽翔は、大谷翔平選手の目標達成表のコピーを入れたお守りを無くしてしまった。それを知った、少年野球のマネージャーで同級生の沙良が、自分で縫ったお守り袋を陽翔にくれた。沙良の夢は、ファッションデザイナーになること。沙良は未来の自分の姿を描き、目標をかかげてしっかりと行動に移していた。大翔、沙良から刺激を受けた陽翔は、論理展開シートなどを作り、夢の実現計画に向けて少しずつ進んでいく――。『願いがかなう ふしぎな日記』『望みがかなう 魔法の日記』に続く、「日記」シリーズ第3弾。
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Posted by ブクログ
息子の心に少しでも響いたら嬉しいなという下心をこめて購入。
す、すごい…。
この通りに実践を続けたら素晴らしい!
大人でもそれなりに読み応えありました。
小学校高学年以上向けかなと思います。
こっそり子ども用本棚に忍ばせておきます。何か少しでも響くものがありますように!
Posted by ブクログ
本書は子ども向けの自己啓発小説。
だけど、40歳目前のおばさんにもグッとくる。
難しい自己啓発本より、よっぽど分かりやすく、やってみようという気持ちになる。
Posted by ブクログ
前2作に比べてずいぶん現実的な話になっている。
最近、子ども向けの自己啓発本が多いとニュースで見たけれど、これも時代の影響か。
文章は相変わらず読みやすく面白い。
でも、具体的なノートの書き方になってきたあたりから、ちょっと強迫観念も。
それでもできそうなものからチャレンジしてみる価値はあるでしょう。
Posted by ブクログ
夢の実現に向けて!
小学生向けで、夢の実現に向けてどのように頑張っていくかを物語形式でまとめたもの。単純といえば単純だけど、ポイントがまとまっていて、触発されてこれを頑張っていこうと思える人にはいいのではないかと。大人も物語形式の自己啓発本好きだし。
PDCAとかマンダラートとかはよく聞くが、こんなに書けるか、と思う人も多いに違いない。物語の中で主人公も状況整理シートは難しくて投げ出していたし、マンダラートは高校生直前に書くらしい。その代わりに主人公は何をしたのか。エッセンスを掴み、書けることを選んで、自分の形式で書くことを選んだ。上段にバラ色、下段に灰色の未来シナリオや、横に向けて自分の書きやすいかたちにした論理展開シートなど。これが自分でできるなら十分賢いと思うけど、というのは野暮だが。
ほかの登場人物も夢とする偉人の伝記を大切にしていたり、期限をつけながら具体的な目標を用意したり、自分なりに記録をつけたりしている。頑張り方の方法を知るという意味で、この本は興味深かった。しかし伝えるためのキャラクター設定や行動という意味では、読み応えがある本とはいえない。