【感想・ネタバレ】室町もののけ草紙のレビュー

あらすじ

室町後期。政治に倦んだ将軍に代わり実権を握った正室、日野富子の心を支配していた思い。京の町が戦火に包まれた応仁の大乱を引き起こした山名宗全、細川勝元それぞれの事情。困窮の中、生き残りを懸けた絵師や猿楽師の情熱。時代が大きく変貌するとき、転機を迎えた人物は何を見て何を思ったのか。心情に寄り添ってドラマチックに描かれた連作歴史小説。室町の世のリアルを体感できる一冊。

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Posted by ブクログ

室町時代に興味津々なので、つい手が出てしまった一冊。ぶくろぐには登録していたと思っていました。

狩野派が絵師として天下をとる、ずっと前。正信のお話がとても好き。このルートでいくのかと思いきや、日野富子と彼女の周辺が描かれてゆく。
現在では日野富子や将軍の跡継ぎ争いが応仁の乱の原因とは言われなくなっていますが、こちらも最新の説をとりあげつつ人々の機微や思いが綴られています。

なんだかとても好きなお話ばかりで、読み終えてから他作品を検索しまくりました。ぼちぼち揃えて読んでいます。

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2022年03月01日

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