【感想・ネタバレ】ソーニャ文庫アンソロジー 化け物の恋のレビュー

あらすじ

大好評、ソーニャ文庫アンソロジー第2弾!

極限の愛、届かぬ気持ち、絶望の中の恋……
人の世に拒絶された者たちは、唯一の愛にすべてを捧げる。
人気作家陣が描く、ひたむきで切ない異端の純愛! 4編収録!

◆おやすみ、愛しい人(山野辺りり)◆
英雄として戦地から戻ったものの別人のようになっていた幼馴染。
エマは必死に彼の笑顔を取り戻そうとするが……。

◆バケモノと恋を影にひそませて(八巻にのは)◆
大学生の莉緒は引きこもり御曹司(32歳)の世話係。
ダメすぎる大人だけれど放っておけない理由があって!?

◆恋廓あやし絵図(葉月エリカ)◆
吉原に売られた音羽は、純朴な絵師と心を通わせる。
愚かなことと知りつつも彼との将来を夢想するが……。

◆灰の王と歌えぬ春告げ鳥の話(藤波ちなこ)◆
火事により容姿を損なった王子は声を失った娘と惹かれ合う。
その恋がもたらす騒乱を知らず――。

カバーイラスト&扉絵:Ciel


【目次】
おやすみ、愛しい人(山野辺りり)
バケモノと恋を影にひそませて(八巻にのは)
恋廓あやし絵図(葉月エリカ)
灰の王と歌えぬ春告げ鳥の話(藤波ちなこ)

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疲れました

ソーニャが大好きでソーニャの現代のストーリー以外は殆ど読んでいます。ですがこの作品は好みではありませんでした。すみません。同じアンソロジーの騎士の恋は良かったので期待したのですが、こちらはしんどかったです。
最初の作品は短いながらも纏まっていて、二重人格になった背景も理解出来良かったです。
二作目はあとがきで作者本人がコメディ枠と言っていたので残念なヒーローでも可愛らしかったです。
三作目が吉原の話で、タイトル通り怪奇な話なのでいいのですが、女郎とかヒーロー以外と致すストーリーが苦手なので好みではありませんでした。
四作目が一番歪んでいて、ヒーローは火傷を負い廃太子された身。弟が酷くて、兄への劣等感から兄の思い人を強姦し無理に籍を入れ兄に取られないようした皇太子。ヒーローの事が好きなヒロインはそれでも自分ではどうすることも出来ず妃におさまる。ソーニャさんって歪んでいてもそこに溺愛があるから良かったのですが強姦は暴力です。挙げ句に「兄はまだお前を抱いてなかったんだな」って、抱いてたら強姦しても良いって訳ではないからね??歪んでいてもお互いに愛があるから強姦でも許せてたのに倫理観が崩壊してる作品は嫌いです。
トータルで最初から最後にかけて重くて読むのがしんどくなってしまいました。一度読めば十分な作品でした。

2
2021年05月16日

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