【感想・ネタバレ】甘美なる誘拐のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年11月14日

まだ文章が少し荒削りな所もあるけれど、テンポが良くて読んでいて気持ちがよい作品
最後のどんでん返しが痛快!

0

Posted by ブクログ 2022年11月17日

会話文と情景描写のバランスが良くて読みやすい。理詰めミステリでよくある淡々とした文章とは違う、好みな感じだった。
展開、ギャグセン、疾走感のある筆致、とにかく面白かった!最後の最後までどう終わるのか予想がつかずドキドキしながら読んだ。起承転までかなり笑える。結はふつう。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月27日

「元彼の遺言状」とこのミス大賞を競いあっただけあり、さすが!散りばめられた伏線、回収はもちろんですが、
個人的にはストーリーの大筋のどんでん返し伏線ではない、小さな仕掛け(身代金のドローンのくだりや、春香誘拐の時のトリックなど)にも
きちんとからくりがあって面白かったなと思いました。
中盤まで、「こ...続きを読むの小説マジでまともな人出てこんな……」と思ってたが、最終的には真二と悠人、菜々美が一緒にいたり、マサヨシと春香がいい感じになってたりと少し人間関係に希望があって良かった。笑
個人的にマサヨシがいいキャラだったと思う。ヤクザになりきれん優しいヤクザ。春香ちゃんの変化や成長を別ストーリーでいいから見たいかな。
植草親子の顛末をどうまとめるのかなと思ってたけど、真二と悠人が換金出来ない宝くじを換金してもらうという所に落ち着けたのは凄かったなと思う

ただ、いつも全く予想もせずに騙されまくる私ですら予想出来たから(笑) その辺りは評価を4にさせてもらおうかなということで。

※個人的に、春香ちゃん誘拐の時の第二の女は絶対菜々美だろうと思いながら、まさか悠人が通じてるとは予想しなかったので、身分証で白石真波が出てきた瞬間、あれ?ってなった。これじゃどこで植草親子の件をまとめるんだと思っていたら
まさかの偽装身分証だったとは。その辺りはまんまとやられました。(普通の人は気づくよね、ええ。笑)
ちなみに作者のTwitter見てると二作目を鋭意制作中だそうです。期待!

0

Posted by ブクログ 2022年02月13日

ヤクザの下っ端二人が主人公で
上から言われた仕事(誘拐)をすることになり
その顛末の物語
それに自動車部品店の話も絡んできて・・・
前半はいろいろ盛りすぎではと思いながら読んでました
誘拐もなかなか始まらないし
でも中盤くらいからはなんかスピードに乗り
読み進めちゃった感じです
内容的にちょっと強引...続きを読むさを多々感じましたが
楽しめました

0

Posted by ブクログ 2022年01月29日

「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリ受賞作。意表を突いた誘拐ミステリーのプロットはなかなかよくできている。このプロットが成功している、つまり読書を騙せる要因は、ヤクザの下っ端二人組、真二と悠人の関係性と会話の妙にある。この性格の全く違う二人の描かれ方が素晴らしいのですっかり騙されてしまっ...続きを読むた。伏線になる自動車部品店を経営する植草父娘の娘・菜々美の人物像が何かあまり一定していないところが減点だが、ラストの衝撃にいたる伏線の回収は見事で、「元彼の遺言状」と大賞一騎打ちになったのもうなづける。



は、地上げ屋による嫌がらせで廃業に追い込まれかけていた。抵抗するため、父娘はある人物を頼るが……。一方、宗教団体・ニルヴァーナでは、教祖の孫娘が誘拐される事件が起きていた。様々な人物や事件が、衝撃のラストに帰結する、誘拐ミステリーの新機軸!

0

Posted by ブクログ 2022年01月20日

このミス大賞の作品
ヤクザになりかけの若者たちが主人公。
身代金受け渡し場面が先にあって、それは被害者目線だったから犯人捕まえてなんぼだけど、主人公目線だとうまく身代金は回収しないといけないんだよなぁなんて考えたり。
そしたらあれ?どこで何が起きたの?な展開にコンフィデンスマン的な形勢逆転があってス...続きを読むカッとした。
部品工場の親子とか、宝くじとか、伏線もちゃんと回収されてるし、意外に面白担当かと思った人がすごいことしてるし、けっこう頭使って面白かった

0

Posted by ブクログ 2021年11月09日

第19回『このミステリーがすごい』大賞、文庫グランプリ賞受賞作。同時受賞は大賞に『元彼の遺言状』新川帆立。

出てくるのは麦山組のヤクザの下っ端のチンピラみたいな市岡真二22歳と草塩悠人23歳の二人組プラス手下のマサヨシ。

あとは店の土地と建物を売って立ち退きの要求をのまないがためにヤクザたちに嫌...続きを読むがらせをされている植草部品の植草浩一と、娘の菜々美。

そして起きた事件は、調布に住む金貸しの稲村徳也が殺され、その現場に居合わせたことを隠すために、調布の宝くじ売り場で宝くじの当たりくじ1億円を買ったことを真二と悠人が隠さなければならなくなり、自分たちで換金できなくなったこと。

『甘美なる誘拐』というタイトルですが誘拐をするのはかなり後半になってからです。
真二たちは上から命じられてニルヴァーナという宗教法人の教祖の孫娘の中学生長尾春香を誘拐する作戦を立てます。

以下ネタバレです。お気をつけください。




最後の黒幕が○○だったとは全く気づきませんでした。
「身代金取れたし、ニルヴァーナの変なお札も手に入り人質も無事に帰るし、いい誘拐だった」とマサヨシが最後に言ったのが、まさしくその通りだと思いました。
人質が『ハチミツとクローバー』や『ちはやふる』などのコミックを読みながら鳩サブレやジュースなどのお菓子を食べて待機しているのですよ。
ヤクザは出てきますがめでたし、めでたしに終わるコメディタッチのミステリーです。

最初は少しかったるいと思って読んでいましたが、最後はやっぱり面白かったです。

0

Posted by ブクログ 2021年07月16日

中盤までは仕込みもあってダラダラと進んでいたが最後に全てがひっくり返るコンゲーム。犯罪には違いないけれど、概ねみんなハッピー。伏線も回収されお見事。

0

Posted by ブクログ 2021年07月13日

ありとあらゆる謎が散りばめられ、そして収束していくラストが読んでいてとても気持ち良かったです。
展開を予想しつつも、その予想を超えた想定外の真実には驚かされました。
一人ひとりのキャラが濃く、もっと他の人にも焦点を当ててほしい!と思いながら読んでいました。笑

0

Posted by ブクログ 2021年07月03日

前半が長い…
実際、何度も読むのを中断したので、時間がかかった。


ただし、後半の回収は、スピーディで面白かったので、これから読む人には「絶対面白いので、途中で飽きないで」と伝えたい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年06月11日

ひと言で表すならば、「ちゃんとしている木下半太」でしょうか。ドタバタぶりが半太っぽいのですが、ちゃんとしている分、読むのに時間がかかります。

ヤクザの地上げと新興宗教のお嬢の誘拐がどう結びつくのかと思ったら。絶対アホだと思っていた彼に鮮やかに騙されて痛快爽快。お金を盗って盗られても、誰も困らない状...続きを読む況に落ち着くのが良い。

死に物狂いで考えたって、アホじゃこんなことは思いつきません。半太作品の登場人物よりだいぶ賢かったです。って、私は半太さんも大好きなんですけどね。

読後感◎。宝くじ、当たらないけどやっぱり買おう。

0

Posted by ブクログ 2024年01月08日

エセ関西弁が気になるのと、
割とゴチャゴチャ細かい伏線貼られてる事が読みづらくさせていて私的にはビミョーだった。

0

Posted by ブクログ 2023年11月30日

内容としては、とても面白かった。予想外の部分も多々あった。のに!何故か序盤読み進めるのが中々難しかった。同じ感想を書いている人がいたが、何故だろうか。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月06日

私にはちょーっと、伏線が長かったかなと。あと、宝くじ買ってるところから、当選発表のあと、なぜそれにふれないのかなと気になって気になって…。でも、後味よくて面白かったです。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月14日

ヤクザの下っ端二人組、潰れかけの自動車部品店親子、新興宗教・教祖の孫娘。 接点のない彼らを結び付けるある誘拐計画、ある金貸しの死と宝籤。 意外な結果を見せる誘拐エンターテインメント。

 全体的にスケール不足、誘拐ミステリーとしても群像劇にしても過去の偉大なる作品にすごく見劣りする。 誘拐を焦点に見...続きを読むた時はやはり警察との対峙が陳腐に感じる。 警察の欺き方や人質の扱いにしろ極道らしさが一切感じられない。 そうなると半素人で構成された「大誘拐」を想起させ、あの作品ほどの壮大な膨らみは見られない。 様々な人が繋がる群像劇の要素もあるが、あまりスポットを当てられない人が多々いる。 
 一番気になったのはインタールードの使い方。 意味合いとしては単に幕間。 今までインタールードというと本筋とは関係ないような視点から物語に切り込んだり、神の視点から過去や未来の記述をとったり非常に技巧の強い要素として見てたのだが本作のそれは単に未来のことを前倒しで記述している所謂倒叙である。 この構成がよく分からない。 全く想像し得ない意外な展開を先に描写させておいて、その後の過程を強く惹き付けるような使い方なら分かるが・・・。

0

Posted by ブクログ 2023年02月12日

面白かったです。
出てくるほとんどが悪い人達なので、裏の世界の嫌な部分しか書かかれてないのですが、その辺が軽妙に書かれていて、とても読みやすかったです。

0

Posted by ブクログ 2023年02月06日

読み始めたのはいいけど、すぐイヤになってしまって、その後3週間くらい放置。
が、なんとか読み終えた。
最初の方が、読みづらくて。
後半に入ってしまえば、どんどん進んでおもしろかった。
次の作品もあるそうなので、読んでみるつもり。


***
第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受...続きを読む賞作! ヤクザの下っ端二人組、真二と悠人。人使いの荒い上司にこき使われる彼らの冴えない日常は、ある日、他殺体を発見したことで変わり始める。同じ頃、下町で自動車部品店を経営する植草父娘は、地上げ屋による嫌がらせで廃業に追い込まれかけていた。抵抗するため、父娘はある人物を頼るが……。一方、宗教団体・ニルヴァーナでは、教祖の孫娘が誘拐される事件が起きていた。様々な人物や事件が、衝撃のラストに帰結する、誘拐ミステリーの新機軸!

0

Posted by ブクログ 2022年07月15日

ヤクザの抗争、信仰宗教、地上げ、誘拐など、いろんな要素を詰め込んでいる割に、それぞれの関連性が中途半端で、かつ最後のご都合主義的な展開も伏線に乏しくていただけない。
正直に言って、これが大賞?と思ってしまった。

0

Posted by ブクログ 2022年04月11日

ストーリーやカラクリ、伏線回収等はとても面白く感じました。
さすがこのミスって感じでした。
個人的には、場面替わりや時系列のズレにあまり馴染めなかったです。

0

Posted by ブクログ 2022年03月08日

甘美なる誘拐
平居紀一さん。

第19回
このミステリーがすごい!
文庫グランプリ受賞作品

文字が踊りすぎて、
最初はついていくのが大変でした。

だんだんと、テンポに慣れ、
楽しく読めました。

0

Posted by ブクログ 2021年12月22日

ライトで気分が悪くならないのが読みたい人におすすめ。”適当に見えてキレ者”というキャラが好きな人にもおすすめ。

0

Posted by ブクログ 2021年10月23日

全体的にガチャガチャ騒がしい。主人公の二人のイメージがをお笑いのEXITに当てはめて読み進んでしまった。賞をとったのだから何か良いところがあると最後まで読んだが残念。

0

Posted by ブクログ 2021年10月16日

登場人物の目線で描かれているため感情移入しやすくもあり、ただ淡々とそのシーンを読んでいる感じで、あまりミステリーと感じることはできなかった。前半の面白みに欠ける分、最後にどんでん返し風に種明かしをされてもあまり驚きが感じられなかった。
登場人物が個性的で応援したくなったところが最後まで読めたおかげ。

0

Posted by ブクログ 2021年09月30日

一言で読みやすかったし、面白かった。
ただ、結末がどんでん返し系でミステリーかもしれないが、大賞に選ばれるくらいならもう少しグロい表現とか、ゾッと指せるような描写があってもいいと思う。
話の構成を少し変えたり、登場人物のキャラクター性を変えるともっといい作品になると思う。

0

Posted by ブクログ 2021年09月24日

わかりやすさとスピード感ありサラッと読めるのが良い。ただ最近にありがちなのかも知れないけど種明かししすぎ。あと、解説しすぎ。なんでも入れすぎなのかも。
次の作品読んでみたい。

0

Posted by ブクログ 2021年08月01日

最後の仕掛けがわかるまでが展開も鈍いし面白味に欠ける。なかなか読み進められず。ラスト50ページぐらいは面白い。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月23日

最初は色々な登場人物が書かれてあり、タイトルの誘拐にたどりつくまでは長かったが最後に物語がつながった点からは面白かった!悠人が意外に頭のきれるやつだったのが最初の印象と違った

作者が現役医師には驚き。

0

Posted by ブクログ 2021年07月12日

誘拐ものの新しいジャンルを切り拓いた感じのやつです。
そことそこが繋がるのか、、!という驚きがあります。爽快です。
結末にもかなり驚きますが、もう一歩欲しいな、といい感じはありました。
何だか腑に落ちないけど驚きはあるような感じです。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年06月18日

誘拐事件をメインテーマにしたミステリー。
暴力団見習い二人組の周辺で同時多発的に起きる出来事が、誘拐事件によって一つの着地点を迎える。
緻密な構成やスピード感が秀逸。
物語の重要な鍵となるのが「高額宝くじ当選」という非現実的かつ運任せな事象であること、また、登場人物の人物像も曖昧な印象だったことから...続きを読む、少々モヤっとした読後感だった。

0

Posted by ブクログ 2021年06月16日

思いの外読み終わるまでに時間がかかった。ので、折角の作品のスピード感が体感できず、ちょっともったいないことをした。一気呵成に読んだ方が絶対楽しめたと思う。


間延びして読んだ印象で言うと、稲村のジイさんの話はいらなかった気がする。警察の追及も中途半端だし、誘拐された人質が謎解きするのも不自然だし。...続きを読む

あと、悠人のキャラが良く分からない。良い人っぽく描かれているけど、宝くじの賞金を手にしても真っ当に生きていけるかどうか疑いたくなる、何となく敬遠したいタイプ。このあたりが読むのに時間がかかった理由かな。

0

「小説」ランキング