【感想・ネタバレ】繊細すぎてしんどいあなたへ HSP相談室のレビュー

あらすじ

「友だちの顔色がすっごく気になる」「匂いや音が気になる」等々・・・.これらの背景にあるのは,繊細すぎる性格です.本書では,こうした生きづらさを6つのタイプに分け,それぞれを紹介し,あわせて長所としていかに活かしていくかを具体的にアドバイスします.「繊細でよかった!」読後にそう思えてくる一冊です.

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繊細すぎてしんどいあなたへ HSP相談室。串崎 真志先生の著書。 繊細すぎてしんどい、繊細すぎてしんどい人とつきあうのがしんどい、繊細すぎてしんどい人を見ているのがしんどい。繊細なのはいいことだけれど繊細すぎるのは自分にも周りにも不幸。繊細すぎるなら無神経でガサツすぎるほうが幸せなのかも。無神経でガサツすぎる人の存在が繊細すぎる人にとってはしんどい原因なのかな。無神経でガサツすぎる人からすると繊細すぎる人がうらましいこともありそう。

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2022年08月04日

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岩波ジュニア新書なので、当事者向けがメインですが、情緒の安定しにくいこどもたちを支える大人は知っておくべきことが満載です。入門書として、読むべきです。

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2020年09月06日

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※追記あり
 「繊細すぎてしんどいあなたへ」と言われて「はい」と手に取るのにどこか抵抗はあるのだが、HSPとやらについて知るのに岩波ジュニア新書なら良いのではと思い、流し読み。
 流し読みなのでなんともいえないが、なぜ今この概念がよく取り沙汰されるのかについてはあまり腑に落ちず。つまり世の中のいろんなしんどさのうちのひとつ、っていう理解で良いのだろうか。

(その後『HSPブームの功罪を問う』を読んでから改めて再読)
 『功罪』で串崎さんの本が「信頼できる学術的な本」として挙がっていたので、こちらを流し読みではなくちゃんと読もうと思い直し再読。
 『功罪』の本によると、HSPというのはある性格(性質、気質)をあらわす言葉であって、それ自体には「だから生きづらい」という脆弱性や、「だから素晴らしい」という特別性もない、ニュートラルな概念だそうだ。
 それを念頭に置きつつ、でも今実際にしんどいと感じている十代の人たちに向けて手を差し伸べる本だと思って読むと、素直に読めた。
・心をバリアで守るイメージ
・自然から力をもらうイメージ
・気持ちバロメーター50点以上を目指すイメージ
など、初読時はうさんくさく感じてしまったが、二度目は、想像力豊かなHSPの人向けの効果的な方法とも思えて、心強く感じた。⋯我ながら現金な読者だ。

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2025年11月16日

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Highly sensitive person=HSPという言葉を聞いたのはいつ頃だっただろうか。初めてこの言葉に触れ、その意味を知った時、何か昔からの大きな謎が解けた様に思えた。幼い頃から毎日人の顔ばかり窺って生きていた。自分の母親は教育に厳しい人だったから、私はたくさんの勉強道具(学習教材)を渡されて、毎日それを片付けるのに精一杯だった。勿論やらなければ怒られるし、そうでなくとも小さい頃はイタズラや悪さにも手を出して、何度もこっ酷く叱られた。正直母親の顔ばかり窺っていた。幼稚園の先生などはもっと強烈な印象として残っている。泣き虫な私は毎日毎日、一年中泣いていた。流石に今なら先生の気持ちも解らないではないが、当然の如く毎日先生からも叱られる。だから、家では親の顔、外では先生の顔色ばかり窺う様になった。同時に周りの友達からの思われ方、視線ばかり気にしていた。寝癖があれば直した後も一日中恥ずかしかったり、女の子のヒソヒソ話が全て自分の悪口を言っている様に感じる時期もあった。それでも学校を休む事無く、皆勤賞を逃したら親ががっかりするだろうと、毎日通学した。そのうち毎日お腹が痛くなる様になるし、更には玄関のドアに触れる事も汚さを感じ、他人が手をつけた料理を食べれなくなつくた頃から、私の食事だけは別皿で出すという、これまた親には迷惑をかけた。なお、この頃は正露丸を飲まないで家を出てしまうと、痛くも無いお腹が痛くなってきたり、自分の体の中からバイ菌が発生する感覚まで出来上がった。ついでに匂いには弱く、ニラの匂い、排気ガスの匂い、工場脇の排水から臭う化学薬品の様な匂い、酷いのは父親の車や公共のバスの車内の匂いなんかは、鼻から入った瞬間に頭が割れそうに痛んだ。だから毎日が頭痛の日々。今でこそ大半は克服したが、相変わらず頭痛は一年360日(5日ぐらいは痛まない)、特定の匂いに敏感、食べ物に対する潔癖なことぐらいになった。但し音には弱くなる傾向が新たに加わった。
本書はHSPの人が感じる生活のしにくさ、生き辛さを例に挙げ、それを治すのでは無く、上手に付き合っていく方法を教えてくれる。何故治さないか。それは治療すべき悪いものではなく、個人の優れた特性がベースにあるからだという。確かに芸術家には人と違う研ぎ澄まされた感覚や能力があるし、繊細さを活かせる仕事などこの世に幾らでもある。会社勤めが長くなり、役職がついて部下が増えると、小さな仕草の違いや話した内容の背景などに敏感に気づいてあげなければならない。だから空気を読んだり、話しかけちゃいけないタイミング(自分が見た上司に対しても)は気づかなければ大変な事になる。そんな時自然に敏感に「読める」のと読めないのでは、やり辛さも相当違うはずだ(現実、様々な研修の中でもそうした能力をわざわざ伸ばす様な内容のものもあった)。だからそれを無理に鈍感にさせてしまうのは勿体無いと思う。
本書はHSPの良い所、それを活かした生き方、本人にとって辛い部分を和らげる方法を教えてくれる。前半の物語部分は。全ての登場人物がいずれ結びついて、皆生きづらさを感じている人々であった、という描き方がなされている。5人〜4人に1人が同じ症状を抱えているというかなりの率で周りが同じ悩みを抱えているという共感に結びついていく。本書を読みながら徐々に不安が和らいでいく事だろう。自分が周りからHSPだと言われた人、自分自身がそうで無いかと感じた方が読まれると、毎日が少しだけ、楽しく生きやすくなるだろう。そう、この症状は悪くは無い。

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2024年12月30日

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自己理解にとても役立った
私はおそらくこの傾向がある
そして、ネットで調べて出てくる記事よりも、地に足のついた情報なのがありがたい
参考図書もいくつか読んでみたいし、心が落ち込んだら読み返したい

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2023年09月13日

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普通の人より敏感に物事を感じ取ってしまうHSP(Highly Sensitive Person)という生まれつきの特性の若者向けの本。

書いてあることは良心的。

但し、この本だけで自分の特性と上手く付き合えるようになるのは難しいらしく、やはり専門家に相談するのが良い模様。

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2022年11月30日

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中・高生向けで読みやすく、HSPについては解りやすいと思います。
2章、3章に書かれていることが実際に上手く出来ると良いですが、なかなか出来ないHSP気質の人もいるでしょう。
辛いだろうな、と思います。

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2022年01月12日

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子ども向けのHSP本でわかりやすい事例も載っていて読みやすいと思います。武田由紀さんや長沼睦雄さんの本はほとんど読んでいますがこの本はこの本でよかったです。
第2章の目標4つがなるほどと思います。HSPでない人からすれば当たり前のことなのかもしれませんが、HSPには本当目標にしないといけないことだと思いました。
①人の気持ちに左右されにくい自分をつくる。
②人の評価が気にならない自分をつくる。③人疲れしない自分をつくる。
④体調を安定させる。

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2021年11月23日

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繊細にもいくつかの類型がある
わたしは高校時代、学校やクラスにあわず
楽しくない3年間を過ごしたけど
それも1つの繊細さが作用していたのかなと思った

今でも相手の気持ちを想像しすぎたり
些細なことに傷ついたりする
それが仕事上うまく作用してもいるけど
現実をストレートに認識できずに
取り越し苦労をするこどともある

今はスクールカウンセラーや
思春期外来というのもあるそうで、
当時そういうのを活用できていたら
違った3年間になったかもしれない

年頃になると苦しいほど悩むのは誰でも通る道
社会的に、うまくセーフティーネットを作って
思春期の子どもたちが生きやすくなるよう
サポートする仕組みを提供するのは
社会にとっても良いことだと思う

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2021年07月11日

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このシリーズにHSPに関する本が入っているのは、HSPな若者にとっても非HSPな若者にとっても、HSPを知る上でとても良いことだと思う。参考文献の7割くらいが未読なので読んでみたい。

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2020年08月15日

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・心/感情のバリアをつくる
・ノイズキャンセリングイヤホンを使う
・マスクをする 肌を覆う
・サングラスをする

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2023年06月19日

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中学生にとって読みやすい本だし、HSPの人をわかりやすく理解できる本。
対処法を読んで、HSPの長所である想像する力に頼っている印象を持った。
いかにポジティブに捉えらるかが鍵となるだろう。

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2022年08月21日

Posted by ブクログ

HSPについて中学生高校生とその親が学ぶには十分。ただ、症例が作り話なので少し今時の子っぽくなくてSNSのくだりは本当に意味がわからないです。無理矢理作らなくてもいいのに。「ペイント」をつかって絵を描いてる人はいるのかなとかどうでもいいことが気になりました。そんな私もHSP!

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2021年10月16日

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知っていることの繰り返しに感じられて最後まで読めなかった。ストーリー形式のHSPさん達の実例と対処法。読みやすさは◎!

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2021年08月04日

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