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Posted by ブクログ
カレー沢薫先生のキレッキレSNS指南書。もっともだと思うことを説教くさくなく、面白さがまず押し寄せる指南書はこの本くらいだと思う。主に旧Twitterについて言及しているが、筆者は1日68時間Twitterをしているらしいので、このクラスでないとSNS指南はできないだろうなと素直に感想を抱いた。「Twitterはガンジス川」というのが実に金言である。だから、自分が弱っている時にガンジス川から離れること、他人の何気ない日常がムカつく時、キラキラアカウントの肥溜めを覗きに行く時には注意が必要なのだ。だってガンジス川だから。他人と自分の人生を、澱んだ状態で意志とは関係なく流れ込んでくるもの、と知ることにより自分が踏んではならない地雷から避けられるような気がする。相変わらず一文にひとつ笑わせてくるので、すごい才能である。まだまだカレー沢薫先生の本を読んでいきたい。
Posted by ブクログ
読み始めはネガティブな印象で嫌な感じでしたが、カレー沢薫さんのモノスゴイ表現力に引き込まれ、最後の頃にはもっと読みたい気分になっていました。
「私以外にも、実はゴリラだけど生活のためにOLのコスプレをして下界で働いているという人はいるだろう。」
「つまり一片の曇りもない「ノリ」という動機で行い、「ウケると思って」それをSNSに投稿していたりするのだ。」
「このように、SNSを実生活の延長線としてやっている者もいれば、そこから完全に切り離した、むしろ現実からの避難場所としてSNSをやっている人間もいるのだ。」
「先日ツイッターでも「仕事で病んで何年も苦しむぐらいなら、上司を殴って3年懲役を食らった方が良い」というお役立ち情報を見かけた。」
「良い年して、叱られないと何もできないのか、と思うかもしれないが、その通りだ。
むしろ大人というのは、子どもの時より「叱ってくれる人」が激減するため、人によっては「下に向かって成長期」が始まる。」
私の心に届く面白い言葉がたくさん書かれていました。
また、カレー沢薫さんの別の作品を読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
ブラックジョークを織り交ぜつつ書かれていて読んでいて面白かった。
軽い読書にはうってつけ。
「Twitterはガンジス川
キレイなもののあとに汚いものが流れてくることがある。そういうもの。
それが嫌だったら自分の川を整備すること。」
頷ける部分↑