【感想・ネタバレ】自転車お宝ラーメン紀行のレビュー

あらすじ

ラーメンで感動したい。
スープの最後の一滴まで、しみじみ旨い―
そんな「お宝ラーメン」を探し求め、
自転車乗ってあっちにふらふら、こっちにふらふら。
読めばラーメンが食べたくなること必至。
笑えて泣けて、心があったまる自転車ラーメン冒険記。

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Posted by ブクログ

うまいラーメン屋を巡る本ではありません。
「渋い」ラーメン屋を訪れる、いや探すとこ
ろから始まり、やっとたどり着く紀行本です。

「渋い」とは建物であったり、その店内部の
雰囲気であったりと、いわゆる意識高い系ラ
ーメン屋とは一線を画す地元に愛される店の
ことです。

しかも移動手段は自転車です。

それゆえ、あたりを付けた目的地へ行く途中
でも「渋い」建物を見つけては新たな発見と
して目を輝かせます。

旅とはこういうものだと共感します。

電車やバスなどの公共交通機関や自家用車を
利用する旅ですと、移動の道中より着いた場
所に比重が置かれてう”点の旅”になるところ、
自転車移動ですと”線の旅”になる。

たとえ近場であっても人生を楽しめる人は
こうなのだと、改めて学べる一冊です。

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2021年12月21日

Posted by ブクログ

 1969年生まれ、旅エッセイスト、石田ゆうすけさん「自転車お宝ラーメン紀行」、2020.12発行。都内の昔ながらの中華そばを自転車で巡る話、いいですね。都内には昭和風情の古い店がたくさんあります。BS-TBSの「町中華で飲ろうぜ」や「郷愁の街角ラーメン」でお馴染みですねw。著者は、岩手県久慈市の老舗「千草」のラーメンが一番好きで、ラーメンのお代わりをしたそうですw。永代橋の「中華そば おはる」は訪れた3ヶ月前に、日本橋「大勝軒」(昭8創業)は2ヵ月前に閉店、豪徳寺の「満来」も閉店とか、寂しいです。
 笹塚の「福寿」、神田の「栄屋ミルクホール」は健在ですw。「栄屋ミルクホール」では、これ以上お客さんが増えたら大変だからと、取材を断られたそうですw。

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2021年05月15日

Posted by ブクログ

普段、見ることのない景色が見える。自転車で町を走ると意外な出会いが待っていた。




今回の本は、旅エッセイストで、26歳から7年半かけて自転車で世界一周して、「行かずに死ねるか!」(実業之日本社/幻冬舎文庫)が13万部のベストセラーになった方が書いた。





読んでみて、東京にはまだ知られざるお店がたくさんあるなあと思った。ラーメン紀行とあるが、ラーメン店以外にも喫茶店も登場している。





店の歴史に人ありで、それぞれのお店と店主に個性があふれている。ラーメンのダシに「ヒトガラ」を使っているというギャグを飛ばす強面店主がいれば、話し始めると止まらなくなる店主など個性のかたまりだ。





個人経営のお店なので、後を継ぐ方がいない限り、店じまいになる。なかなか入りづらいものがあるが、行ってみたくなったなあ。

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2021年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  終戦直後で止まった店と、ガード下の秘密基地~永代橋・浅草橋
第2章  噺家はだしの店主と、昭和遺産店~笹塚
第3章  商店街で最後まで残った店~雑司ヶ谷
第4章  レトロな街で「七面鳥」を追いかけた~高円寺
第5章  鬼子母神とバラと矢吹丈~三ノ輪
第6章  壊ししたら、元に戻りません~豪徳寺
第7章  味噌ラーメンが東京で歩いた道~人形町
第8章  大きな商店街で生きてきた~長崎
第9章  ラーメンは地球を救う⁈~新宿

<内容>dantyu連載の記事の文章化。ポタリングをしながら街を眺め、気になった店に行く。昭和レトロな中華料理屋、喫茶店。海外でも放浪の多かった著者が、その嗅覚で街の中から美味しいラーメン屋を見つけ出しす。

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2020年12月31日

Posted by ブクログ

自身、登山などのアウトドアが趣味なのだが、都内在住で奥多摩や丹沢の山に登るだけで早朝から丸1日の時間が必要だったりする。その一方、ジムやジョギングには楽しさを全く感じれず、半日エクササイズを実行する機会は皆無であった。そんな中、カロリー摂取はさておいて、本書で紹介されている街中華やラーメン屋訪問を目的とした自宅を起点とした首都圏輪行には「これだっ」って感じで即日実行したい魅力を感じた!
福寿は有名店だけど近々自転車でアプローチ決定、その他いろいろ気になった店も訪問してみようって気持ちです!

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2022年01月01日

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