【感想・ネタバレ】霧笛/花火の街のレビュー

あらすじ

文明開化の横浜を情緒豊かに描く! ――ガス灯揺れる、横浜の異人館。ボーイの千代吉は、居留地に巣喰うならず者たちと、酒、賭博、喧嘩に明け暮れていた。そして偶然、ひとりの謎めいた少女に出会う。可憐な外見とはうらはらななまめいた女に、千代吉は惹かれていく。無頼な若者の青春の燦きと悲哀を鮮やかにとらえた名作『霧笛』に、居留地ならではの哀切な恋物語『花火の街』を併録。開化期の横浜を情趣豊かに描き上げた、大佛文学の真髄!
◎大佛次郎(おさらぎ・じろう)明治30(1897)年、横浜生まれ。本名・野尻清彦。星の研究家・野尻抱影は兄。東大卒後、教員、外務省勤務を経て作家に。大正13年より<鞍馬天狗>連作を発表、人気を集めた。鎌倉大仏の裏に住んでいたのが筆名の由来。以来、時代小説、現代小説、史伝、ドキュメントと幅広く活躍、西欧的知性に裏づけられた多くの話題作で各分野に大きな業績を残した。著書に『赤穂浪士』『霧笛』『帰郷』『パリ燃ゆ』『天皇の世紀』など多数。文化勲章受章者。昭和48(1973)年没。

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Posted by ブクログ

✉️人生を初期の横浜を舞台にした小説、2編。霧笛の方が少し平板。花火の街は逆によくあるメロドラマのような話し。舞台を楽しめばそれでいいのだが横浜の描写はそれほど多くない。
「本村」という記述はそうかと思うが途中から「元町」変わるのは何故?時間の経過なのかただのミス?
漢字と振り仮名の組み合わせが面白い。
「自烈ったい」がじれったい!
「竜動」がロンドン?
「応来」がオーライ。
初めて聞く「南京xx」が南京屋敷と南京花火。南京屋敷は想像つくが南京花火は意味不明。

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2025年01月17日

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