【感想・ネタバレ】今度こそ読み通せる名著 マキャベリの「君主論」のレビュー

あらすじ

■自己啓発書としても読める名著の数々を、わかりやすい現代語訳で読むシリーズ。『マキャベリの「君主論」』。
「マキャベリズム」と称され何かと誤解されがちな書ですが、実際述べられているのは、仕事をする上で必要不可欠なことばかり。主要な登場人物一覧や当時の地図、メディチ家の存在等、コラムとして掲載し、読みやすく工夫しました。本書は、16世紀初頭から世界中の人々に愛され、読まれ続けてきた名著。ぜひ、その面白さを堪能してください。

[目次]
1 王はいかにして君臨するべきか?
2 王家の血があれば、並みの器量でも構わない
3 他国を征服するときの心得とは?
4 強大な王国ほど、支配するのは容易い
5 民衆を真の「自由」から遠ざけよ
6 王国を自らつくり出すときの原則
7 力なき者が、君主としていかに国を治めるか
8 君主はどこまで残虐であるべきか?
9 貴族と民衆に対し、王はどう接すべきか?
10 城塞と人心により、鉄壁の守りを築く
11 落ちぶれていたローマ教皇が力を取り返せた理由
12 王は傭兵を用いず、自ら戦場に立つべきだ
13 「最強の軍隊」のつくり方
14 君主は戦争の方法を学びなさい
15 悪徳をすすんで受け入れよ など


<著者略歴>
ニッコロ・マキャベリ
イタリア、ルネッサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。1469年フィレンツェ共和国生まれ。本書『君主論』(原題:IL PRINCIPE)は、のちに「マキャベリズム」と呼ばれるようになった考え方を世のリーダーに説いたもので、16世紀初頭から世界中の人々に読み継がれている。

<訳者略歴>
夏川賀央(なつかわ・がお)
1968年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。数社の出版社で編集者として活躍したのち独立。会社経営の傍ら、ビジネス書を中心に執筆活動を行う。古典の現代語訳に『武士道』『茶の本』『風姿花伝』『啓発録』(致知出版社)、著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社プラスα文庫)、『仕事ができる人の「日本史」入門』『仕事ができる人の「アジア史」入門』(きずな出版)等がある。



※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『今度こそ読み通せる名著 マキャベリの「君主論」』(2020年6月30日 第2刷)に基づいて制作されました。
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Posted by ブクログ

残虐なマキャベリズム等と耳にする事があり興味がわいた。
社会で人間関係を目の当たりにしていない人であれば、残酷な例を用いてそうあるべきだというマキャベリに冷徹さをみるかもしれない。
歴史からみて君主がどう立ち居ふるまうかを説く文は、人の恐怖心がどの様に大きくなりうるかを理解できる様になっている。現代文で非常に読みやすいとはいえ、人の恐怖心、憧れ、権力などをどのように捉えていくかを理解するのには何度か読み返す必要があると思う。

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2020年03月24日

Posted by ブクログ

ずっと目を通したかったけど機会がなく、新訳が出版されたこの機会に購入。

当時の時代背景に通じているわけではないので所々引っかかるところがあるにせよ、古典にありがちな難読さは無い。

これからもそのエッセンスを思い出すため何回か読み返すことになりそうなので★5つ。

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2017年07月02日

Posted by ブクログ

現代を生きる上でも、参考になる言葉の数々。しかしそれらを抜き出してみると、ここで言うことと、あそこで言うことが矛盾してるような箇所もあり、問答しながらノートにまとめた。

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2025年03月02日

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