【感想・ネタバレ】私、清掃の仕事してますけど?のレビュー

あらすじ

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20代、女性、ビル清掃員。かつ、イラストレーター。
自他の偏見に悩みながらも夢と生計の二兎を追う、「幸せ」について考えつづけるコミックエッセイ。
イラストレーターを夢みていた著者は、20代半ばにして会社を辞めた。といっても、大人だもの、夢だけを追い求めるわけにもいかない。それで夢と生計を両方成り立たせてくれる職業として、比較的時間の制約が少ない「清掃員」を選んだ。職業というかたちで夢を追いつづけると生計を立てられないと考えた末の決断だった。
清掃員という職業は、著者本人にとってもなじみのないもので、他者が作り上げた偏見だけでなく、自らが作り上げた偏見とも闘わなければならなかった。初めつらいばかりの仕事だったが、経験を重ねてていくうちに成長し、今ではちょっとした話のネタにもできるようになった。また、清掃員として働くと同時に、夢みていたイラストレーターとしての活動も始めた。もちろんすぐにイラストの依頼が舞い込むとはいかないけれど、収入は清掃員として安定していたので、自分のペースで進められた。
この本には過去4年間、清掃員とイラストレーターの二兎を追いながら、著者が経験した人生のいくつもの瞬間が描かれている。他者からのむき出しの偏見に、いやな思いをする場面もたくさんあったことと思う。でも、著者はその時々を思い返しながらこう言うのだった。
「すこし変わった生き方をしてみると、思っていたよりも幸せでした」

「違い」は「間違い」ではないということ、みんなそれぞれ違っていることでいろいろな幸せが生まれるということを、著者は経験を通して語りかける。他の人とすこし違う生き方をしてみて、思っていたよりも幸せだというそのことばのように。

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Posted by ブクログ

読みやすかった!
翻訳の問題か時々理解しにくいところはあった

自分も小さい頃から将来の夢(=なりたい職業)を聞かれ続けて、自己実現=仕事で達成するものと思いつつあったけど、生計と自己実現を分けるって選択肢もあるんだと気付かされた。私も早く大人になりたい。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

韓国の本を何冊か読んでるけど、大変なんだろうなというのと日本と変わらないなと思う。

日本と漫画の読む順番が違くて、はじめはん?となったけど、コンパクトで見やすいしなんかすごくわかる〜という部分もあった。
性格やその人の状態によって合わない、物足りない人がいるかもしれない。
共感性が高い人や、競争社会に身を置いてるけど自分のキャラクターはほんとは違うという人、壁にぶち当たった人がよむのがおすすめ。ほんとに今しんどいって人にも読めそう。

0
2024年09月17日

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