【感想・ネタバレ】リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術 (オリジナルフレームワークPPT・PDF特典付き)のレビュー

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Posted by ブクログ

リフレクションしたいけど、なかなか深くできる方法がわからずだったが、これで進めそうな気がする。

認知の4点セット、意見、経験、感情、価値観を軸に、自分と、チームのリフレクション方法がのってる。この4点セットが最初から最後まで一気通貫で軸になっているのがわかりやすい。

自分は、経験学習のうち、どう学びを得るか、法則を見つけ出すか?のところばかり注目してきたが、
その前提のなる計画の仮説、経験をどう意味づけしたかというところが重要、自分が抜け落ちてたところだと気づけた。

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2023年01月03日

Posted by ブクログ

[読書]5 リフレクションー自分とチームの成長を加速させる内省の技術ー 熊平美香(2021)
第1章 リフレクション基本の5メソッド
第2章 オーセンティックなリーダーになる
第3章 自律型学習者を育てる
第4章 コラボレーションする

リフレクションに挑戦してみるも、ただの日記になったり続かなかったりでなかなか続かない日々を変えたくて読んでみた。
よりよい自分になるためにはどうしたらいいのか、子どもたちの振り返りを充実させるためにはどうしたらいいのか悩んでいる方におすすめでございにゃす。

リフレクションとは自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為です。
リフレクションの五つの基本、振り返らず進み続けることのリスク、オリジナルのフレームワーク「認知の4点セット」は画期的でアール!

内省の技術を身に付けることで、しなやかに学び続ける人になれるんじゃないかなぁ〜って思いにゃした。

読んだだけで実践していないので、何にも変わっていない。全ては自分次第なのだぁ〜。冬休み前登校日はあと10日。10日間くらいは頑張って書いてみようかなぁ。

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2021年12月12日

Posted by ブクログ

リフレクションの大切さを改めて実感し、個人・組織が取り入れなければならないアクションだと思う。
いわば、人生の人間ドック・定期健診というか、人として、組織として健全に成長するために必須だ。

型を今一度、自分の中に落とし込んで、定期的な検診をしていきたいと思う。

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2021年11月13日

Posted by ブクログ

繰り返し読みたい良書!!
内省力が大事なことは分かっているつもりだったが、具体的にどんなステップで進めればいいのか、そしてどんなメリットがあるのかをこんなに明快に教えてくれる本があるなんて。
私はリーダーでも何でもないが、仕事はもちろん日々の生活の小さなモヤモヤや喜びの感情に対してもリフレクションを行ってみようと思った。

4つのステップで実際にリフレクションしてみると、最後に行き着く「価値観」はほぼ似たようなものであることがわかる。これが私の持ち味なんだと自覚できるだけでなく、他の人は私と同じ価値観にはならないだろうということも想像がつく。

人の価値観を否定せず、尊重するということは大事だと知ってるつもりだったが、このワークを通して改めてその重要性が分かる。所詮他人は他人なので、相手の価値観にキレたりモヤモヤするのはお門違いなのである。

そして、共感と賛同は違う、ということも新たな発見だった。他人が楽しそうに話していることや怒っていることに共感できず、モヤモヤすることが多かったと思っていたのだが、私ができていなかったのは共感ではなく賛同。相手がどんな価値観を持つ人間で、その結果何を感じているのかを理解したうえで、今何を言いたいのか。ここに着目すれば自分と違う世界の人にも共感しまくれちゃう。

日々の小さなモヤモヤや喜びがリフレクションのタネになることも嬉しい発見だった。仕事でイライラしてしまうことやネガティブに思ってしまうこと、そのまま放置しないでなぜ自分がそう思うか考えてみれば、自分をアップデートする方法や組織をアップデートする方法が分かるかもしれない。

アンラーンという概念も衝撃。頭ではなんとなく必要性を感じていたが、この本では既存の価値観や思い込みを手放すこの行為に名前までつけて明快に言語化してくれて、本当にありがたい。アンラーンしたつもりでも自分が実は全く変わってなかったなんてこともよくあるから、これからは具体的にどんな行動を取るか決めて、定期的にリフレクションしてみたいと思った。 

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2021年09月05日

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リフレクション
目的ー自分とチームの成長加速
課題ー
・自分を知る
メタ認知を高める
メタ認知とは4つ意見・経験・感情・価値観

・ビジョン形成

・経験から学ぶ

・経験以外多様な世界から学ぶ

・アンラーンする
→自己変容する
・改善目標は?オモテとウラ
東日本達成と信頼残高
・目標の背景原体験は?
前期初短期業績+投資しなかった、信頼損なった
・どんな感情?
1億未達、実質降格
・そこからどんな価値観を大切にしてる
長期投資、目の前課題あってもなんとかコミットする
→そのために助けをこう
アンラーン
数値やる、でも予算高すぎて他の事に自分ができない、マネージャーがやるor予算適正値にして下げて受け身他責
そこのコミュニケーションを疎かにした。
マネージャーに相談してNG諦めた
もっと他のチームマネージャーや部長、事業部、社外超えて相談すべき、その上で達成すべき。
単純に自分の業績達成で終えたのはもったいなかった。
→この価値観が人生の助けになるのはどんな時?
→この価値観が人生を難しくするのはどんな時?

▼自己変容のビジョンを明確にする
・自身の何を変えたい?
行き詰まったまま同じ事を繰り返し、
結果自己変容が遅い状態が続く。

・目標に取り組むと、どんなよい事ある?
行き詰まりがクリアになり気持ちが楽になり
漸進でき、結果自己変容スピードが高まり
周囲からも変わったと考課される

・何を手に入れるために自己変容にチャレンジする?
確信もって取り組め、
結果がでて考課される状態。



▼アクションプランを考える
・最初のステップにおける成功の評価軸は?
目標設定の合意を得る。

・いつ、最初のステップのリフレクションする?
一週目、また週次進捗確認と微調整をし
周囲と目線合意あっておる状態。

・どのような自己変容
組織の課題解決のために、
自身の課題解決をしつつ、
自己肯定感が高い状態。

▼リーダーシップ
理想はオーセンティックリーダー
全てのメンバーがリーダーシップ発揮できる状態。

▼ぶれない軸
それぞれ意見、経験、感情、価値観を記載しよう。
そして軸がぶれてないか点検しよう。
過去どんな選択した?

自分の使命、存在理由は?

自分が大切にしている価値観は?

自分のビジョンは?

自分の強みは?

自分が持つ、影響下の源泉は?

自分が抱く理想のリーダー像は?



▼対立を恐れない。反対意見を可視化、整理し意見の合意形成をしよう。

歓迎会の提案、反対意見
意見ー土日で懇親会、土日は家族のため、、
経験、仕事外関係構築、仕事で関係構築十分
価値観、すぐ助け合う、週末は自身
→目的は関係構築、優先すべき価値観は助け合える事とワークライフバランス
→合意形成ー目的実現のために平日ランチmtg

▼あとは影響力を考える
チームにとって害では?先輩がチーム決定を無視する

▼失敗体験のリフレクション
改善求めなくなったら途中であきらめたのと同じ


▼パーパスビジョン
あなたの組織が地球から消えたら、世界は何を失う?
・組織のパーパスは、あなたにとってどんな意味?
・なぜ?
・どう結びついてる?
・背景の原体験は?
・どんな感情?
・そこから見える価値観は?

▼機能しているチームの条件
・信頼関係
・自然な対立
・コミットする姿勢
・実行に対する責任感
・結果の達成

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2021年08月01日

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自分を客観的に捉えることで、自分の価値観を理解することができる。意見、経験、感情、価値観で振り返ると良いらしい。

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2021年07月08日

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過去の成功体験を前提としてでしか物事を考えられない人と議論しても、未来を創る話には発展しづらい。

すごい情報量、丁寧に読まなきゃ置いてかれる。

認知の4点セットを通じて、自分のこと、チーム全体のこと、お互いのこと知ることができる。

また、読もう。

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2021年07月06日

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リフレクションと対話の重要性を具体的かつ何度も説いてくれるので、一冊読むだけでかなり強烈なインプットになると思う。
多様性の難しさと学習する組織について考えていたところだったので、図らずも本書内で触れられており、最近のとっ散らかり気味な自分の考えをまとめることができた。

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2021年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

意見→経験(理由)→感情→価値観をおさえる


会社のビジョンと個人のビジョンを結びつけるのは、学生と一緒にやるのも効果的かも


リーダーシップを発揮するうえで絶対に外してはいけないのが自分を知ること。リーダーシップは自分の言葉や行動、存在そのものがもたらす影響力なので、その影響力の源を知っておく必要がある。


アンラーンの実践に取り組んでみる


反対意見に遭遇したら、あなたの意見に反対している訳ではなく、その人は意見の背景にある大切な価値観を守っているだけ

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2024年05月05日

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省察のために必要な問いや視点を身につけられます。人によっては「途中から省察ではなく、一般的な自己啓発本ではないか!?」と違和感を抱くかもしれません。

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2023年11月08日

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学生から経営者、子育てするひとなど色んな人にとって役立つ『内省』のやりかたを色んな角度から説明している本です。

『内省』とはリフレクション(Reflection)。
自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為のこと。

ちょうど心理カウンセリングの技法を練習しているのですが、クライアントの内省を促すマイクロカウンセリングの技法を使っており、たまたま読んでいたこの本も参考になりました。

内省は反省とは違います。反省は失敗は責めたり悔やんだりすることですが、内省は
「成功しても、失敗しても、いずれにしても、経験したからこそ知っていることがある、経験を知恵に変えることができる」という意味で違っています


★「意見」は下記から形成されています。
・経験(事実)
・感情
・価値観
これを認知の4点セットと言っており、これを使って自分を俯瞰してみる(メタ認知する)というのが本書の内省する方法です。

自分を知ることだけではなく、他社の内省を促す時にもこの4点セットを使えばいいし、部下のフィードバックや組織のビジョンつくりにも使えます。本書はボリュームが大きくて全部読むのは大変だったので、1章と、あと必要な章だけ拾って読めばいいのではないかと思います。

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2022年11月02日

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内省のフレームワークについて説明がなされており、それを使えばマネジメントなど他のことにも色々活かせるよ、という本。

自らの意見はどういった経験や感情に紐づいており、価値観はどのようなものなのか?
それを知るだけでも学びになる。

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2022年10月15日

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ふりかえりの方法、面談時のフィードバックの方法など、実践的なやり方が示されている。意見、経験、感情、価値観の4つのフレームに沿って語られる点はわかりやすい。具体的なメソッドを知りたい人には向いている。「おわりに」のところに書かれている内容、研修にて指導する者としての苦悩に著者の気持ちが入っていて良かった。
「学習する組織」や「なぜ人と組織は変われないのか」を理解している人が実践する際の手法の一つと理解すると良いのかも。

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2022年08月13日

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知覚:何を捉えたか
経験:そのように捉えた背景にはどんな経験があるか
感情:その経験にはどんな感情が紐づくか?
価値観:つまりどんな価値観があるのか?

この4つのステップでリフレクションを深めていく。

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2021年09月26日

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リフレクションは、学習する組織や部下の成長に繋がる考え方。意見を感情、経験、価値観で整理していく。メタ認知を高めて自己成長に繋げていく。
非常に大事な考えだと思う。
自己啓発の中で色々覚えていきたい。

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2021年09月04日

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内省をして、自分はもちろんのことチーム、組織の成長を加速させる方法をまとめた本。
ピーター・センゲの学習する組織の実践本としてまとめたものである。
一通り読んでみた感想としては、なるほど内省する事でそこまで思考が広がり学習できるのかと思ったが、たった一回読んだだけではまだ知識インプットレベル。個人での内省はある程度実践しているつもりなので納得できたが、チーム、組織になるにつれて本当にその様な組織を作れるのが?との疑問が沢山出てくる。特に既に肥大化した大企業の組織をティール組織に変えていけるのか?GEの事例があるので出来た事例はあるのかもしれないが、こればかりはかなり大きな壁の様に感じた。
何にしても考え方はとても共感できる内容なので、何度も読んで学習して、組織レベルに取り入れる事を目標に進めたい。

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2021年08月08日

Posted by ブクログ

意見、経験、感情、価値観で物事の振り返りをすることが大切。感情や経験に引っ張られているときがあるので、その裏に潜む価値観を探ることを習慣づけたい。

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2021年07月19日

Posted by ブクログ

リーダーに向けて書かれた本。
もちろん下っ端が個人的に内省しても個人として効果はあるのだが、この著者の望みは『全員が成長する組織』にあり、その実現には上に立つ者の理解が不可欠である。
内容としては『認知の4点セット×5つの基本メソッド』を軸に様々なケーススタディや興味深い実例を多数紹介してくれている
この認知の4点セットを理解できるだけでもこの本を読む勝ちがある。
見出しの付け方がいまいちだと感じたので星ひとつマイナス。

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2021年06月25日

Posted by ブクログ

学習する組織を実践するための本。
認知の4点セットを丁寧に繰り返すことで
内省が具体的に進む。試していきたい本。

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2021年05月05日

Posted by ブクログ

内省するための切り口、考えの整理方法を色々と紹介してくれている。内容としては良いと思うが、ある程度自分の考えを把握して客観視できるようになってきたように思える今、読むテーマの本ではなかった気がする。20代のどこかで読んでおけば良かったかも。

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2023年11月26日

Posted by ブクログ

ヒアリングをする時に、その人の表面的な行動だけでなく、その背景にある感情や価値観にも思いを馳せることが大切だと気付いた。

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2023年06月20日

Posted by ブクログ

毎日少しずつ内省。
色々なことが一気にでてきたけど、とりあえずできそいうなことから少しずつやっていきたい。

事実や経験に対する自分の判断や意見を「意見」「経験」「感情」「価値観」に切り分けて可視化する。
この4つを切り分ける。
・意見の背景にある経験を説明する
・意見の背景にある経験を説明する
意見の背景にある価値観を言語化する
・感情が自分の論理的思考に与える影響を理解する
ブレない軸を持つリフレクション
⒈過去にどのように選択したか振り返る
⒉自分の使命、存在理由を明確にする
⒊.自分が大切にしている価値観を明らかにする
⒋自分のビジョンを明確にする

⒍自分がもつ影響力の源泉を探す
⒎自分が描く理想のリーダー像を考える

理想のリーダー像を描いてみようと思う。

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2023年05月28日

Posted by ブクログ

▼memo------------------------------------------------------------

・リフレクションとは、自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為です。「内省」という言葉がもっとも近いでしょう

・リフレクション基本の5メソッド
 (1)自分を知る
 (2)ビジョンを形成する
 (3)経験から学ぶ
 (4)多様な世界から学ぶ
 (5)アンラーンする

・リフレクションを行うのは、経験を通して賢くなり続ける為です。失敗をポジティブな気持ちで振り返る気持ちが欠かせません。

・リーダーシップを強化するためには、ビジネススキルを磨き、見分を広げることも大切です。しかし、絶対に外してはならないのが、自分を知る事です。自分を知り、ぶれない軸を持つリーダーは、チームに安定感をもたらします。リーダーシップは、あなたの言葉や行動、存在そのものがもららす影響力なので、その影響力の源を知っておく必要があります。

・フィードバック
 (1)相手の行動を具体的な事実として伝える
 (2)その行動の結果を説明する
 (3)理想の行動を伝える

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2023年05月22日

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P.226
育成力を育むというと、指導者側のスキル向上ばかり意識が向いてしまいがちですが、実は、相手の学習力を高めることも、自身の育成力を高める効果をもたらします。

チームやパートナーと、チームワークが上手く行かない時に、私のビジョンを理解して自主的に行動する未来の実現には、まず、相手が自分自身について知ることが大事である。
常に自分自身の行動や相手への接し方を変えるアクションを意識しているが、相手が自分自身について、「自分の行動動機や目的、実現のための仮説立て、多様な視点からの考察、過去に体験ないことへの想像」をできるようにすることが最優先。

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2023年05月14日

Posted by ブクログ

内省やリフレクションの方法に関してわかりやすく説明した本。
リフレクションの基本(①自分を知る/②ビジョンを形成する/③経験から学ぶ/④多様な世界から学ぶ/⑤アンラーンする)と実践方法を示している。
ただ、振り返りが習慣化している人からすると、新たな発見はあまりないかもしれないと思った。

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2023年01月27日

Posted by ブクログ

マネジメントとしてメンバーに振り返りのやり方を案内するために読んでみた。

内容自体は悪くないなとおもったけど、価値観や感情に重きをおくリフレクションなのでマネジメントとしてこうやって!というよりかは各個人にやってもらう方がいい気がした。

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2022年10月31日

Posted by ブクログ

・すべては認知・認識から始まるのだなと改めて納得できた。
・認知・認識のフレームとして「認知の4点セット」はシンプルでわかりやすくかつ漏れがないと思った。「意見」「経験」「感情」「価値観」の4つが連動して認知・認識は行われている。
・センゲの『学習する組織』を理解する副読本として非常に優れている。理論を理解するだけでなく実践書としてもわかりやすい。実践例が秀逸で、日本の企業の特性を十分に理解されていると思われる著者が示す例示は「あるある」ばかりで非常に腹に落ちやすい。

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2022年04月02日

Posted by ブクログ

こちらの書籍は、日々の仕事に追われており様々な課題を解決する方法を知りたいと感じている方にオススメの一冊です。
自身を振り返るリフレクションのメリットと、リフレクションの方法について具体例を交えながら分かりやすく解説してくれます。
私自身、課題に追われているとどうしても自身を振り返る余裕はないと感じてしまいます。
しかし本書で紹介されているリフレクションこそ、課題を効率よくこなす最適の方法だと気づけたので、これから実践したいと思いました。

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2022年01月17日

Posted by ブクログ

リフレクション(内省)を行うことで成長するというメッセージはとても良く理解できました。
日々の行動後に必ずリフレクションを取り入れて自分自身やチーム全体の活動に役立てていこうと思う半面、具体的にどこから手をつけていくかの道筋が分からない点があり、とにかく着手して、実践しながら見直して行きたいと思います。

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2021年08月18日

Posted by ブクログ

 ピーター・センゲの「学習する組織」を実践するための本として読むならとても興味深い。教育分野で最近話題になっている「振り返り」にもかなりの示唆を与えてくれる良書。
 また、最近、注目されているフレデリックラルーの「ティール組織」などにも言及があり、情報量は多い気はするが近年のビジネス関係の組織論の入門編としても読みやすいと思う。
 自律型の組織を創る意味でも、著者の熊平美香さんは、リフレクションの大切さをかなり強調している。そのポイントは、リフレクションは意見・経験・感情・価値観を切り分けることであると言う。この習慣が身に付けば、ビジネスや教育などの様々な場で有効であると思う。
 ただ、シーン別の具体例・実践例が多いとは思うが、この本のまま今の会社や組織に実行に移すには、皆がリフレクションの大切さ自体を共有していないといけないと思う。

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2021年07月31日

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