【感想・ネタバレ】日本の盲点のレビュー

あらすじ

「危機は脆弱な部分に破滅をもたらし、脆弱でない部分を焼け太りさせる」「誰かの立場を代弁することは、つねに自己正当化の欲望につながっている」「現代政治は『ユートピア構想無きイデオロギー論争の時代』にある」――。3.11、地方創生、post-truth、さらには「リベラル」論、アートイベント、コロナ禍まで。気鋭の社会学者が51の論点を取り上げ、ユヴァル・ノア・ハラリやピエール・ブルデューなどの知見も披瀝しながら、社会学的想像力を駆使して盲点を衝く、四年間の論考の集大成。現代社会に存在する盲点の存在を感じ取り、ことの根底にあるものを見通す思考力が身につく一冊。 (目次より)・概念の盲点――「愛と正義」「民衆」「コミュニティ」「時空の制約からの解放」etc./・性的なものへの過剰規制/・地方創生と関係人口論の現在/・科学技術への楽観と悲観――原子力とAI/・カルトメディアとシャープパワー/・放射線を忌避する行動による健康被害/あとがきにかえて――なぜ盲点は盲点であり続けるのか

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Posted by ブクログ

先天性疾患等がわかった際、九六・五%の親が中絶を選択することがわかっている ヒトラーにも影響を受けたというその「優勢思想」は社会に衝撃を与え 諸々の失態 偏った思想に嵌っているから 沖縄のゴーヤにはウリミバエという害虫がつく為本土な持ち込むことが制限されていた 放射線を用いて不妊化したウリミバエの雄を計画的に野に放つ方法だ 清も濁も合わせ呑みながら 梃子てこ エンドステート(あるべき最終状態)を語れ 対症療法的な対応を繰り返しながら時間を無為に過ごしている 「不安を軸にした擬似イベント」が政治を動かし続ける社会=「不安社会」では「劇場」をつくる政治家が勝ち抜く 「福島が不幸であり続けることを予言する態度こそが知的である」と勘違いしている輩がいるが 放射線を忌避する行動による健康被害 取り組むべき困難が目の前にあれば、公共の取り組みと位置づけ、そのゴール迄の道筋を描き、それが難しければ段階を分けて中間的ゴールを設定し、目指す。極めて合理的だ。 「パプリカ」は鎮魂歌?ネット上の仮説 時間経過がそのナイーブさと視野狭窄を露呈させ 3.11と同様の幻想と幻滅の反復がそこにある ペシミスティック(厭世的) クリシェ(常套句) 中道・知識・外部を探る

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2021年03月23日

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