あらすじ
思わず歌いだしてしまいそう! 和田誠流パロディ風味の歌のエッセイ。60人の歌手の絵もついて、ますます快調! ニッポンの文化を流行歌から見れば! ――美空ひばりと「東京キッド」、野坂昭如と「黒の舟唄」、井上陽水と「心もよう」、襟裳岬,リリー・マルレーン……イラストレーターの和田誠が、まな板にのせたあの歌手この歌60曲。お得意のパロディ風味に仕上げた歌のエッセイ。つい歌い出したくなる楽しさです。微妙なニュアンスを絶妙にあぶり出すイラスト。さらに歌謡曲の不易と流行を見事に捉えたといわれ、お楽しみは3倍!デス。
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Posted by ブクログ
「報知新聞」の日曜日に連載していた、当時流行っていた歌謡曲に関する和田さんのコラム集。
美空ひばり、森進一、高倉健、かまやつひろし、ザ・ピーナッツ、野口五郎、今陽子、北島三郎‥どれもこれも知ってる人、知ってる曲ばかり。‥そうなんだよねー、昭和芸能って、みんなが同じことを共有してみんなで楽しんでた時代だったなぁ。懐かしい。令和の現代、個人個人で推しを楽しんでる。Aさんが大好きな芸能人でもBさんはその人のことを知りもしない。なんか寂しい。紅白歌合戦でも知らない人いっぱい出て来るもんね。
「あとがき」で和田さんは歌詞が聞き取れないと語る。1986年でそんなことだと2025年現在のの歌を聴いたらなんと言うでしょう。歌じゃない!と言うでしょうね(笑)