【感想・ネタバレ】ストグレ!のレビュー

あらすじ

マイホームができて、都内から都下の稲城市に引っ越してきた小5の西島光希。4歳のときから空手を習い、空手が大好きな光希は、新たな道場として『大濱道場』を選ぶ。
気合を入れて訪ねたその道場は、自動車整備工場の2階で、看板もボロボロ。さらに道場主の大濱先生はジャージ姿で、まったくやる気がなさそうだ。
「思いっきり空手がしたい……」
そう願う光希は交流試合を申し出て、さらには「親子空手教室」も企画するが、がんばるほどに学校内で浮いた存在になってしまう。
ぜんそく持ちの翼、両親との関係に悩む玲奈、いじめられっ子の桃太郎、いつもいらだっている悠太……。それぞれに問題を抱えた道場生たちが、光希の思いに引きよせられるように空手に打ち込んでいく。
そして夏休み、5人で空手道大会の団体戦に出場することになった。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

西島光希(にしじまみつき・小5)は、空手に打ち込んでいる女の子。
引越しのため、今までいた道場をやめて、新しい町で見つけたは大濱道場。
やっと探し出した、総合格闘技系やスポーツ空手系ではない、フルコンタクト(直接打撃制)の実践空手の道場だというのに、大濱先生は、くたびれたジャージ姿の、
無気力なおじさんだった。

道場仲間は、小学2年の喘息持ちの翼(強くなりたい、やる気は十分!)と、おとなしい小学3年の礼奈の二人だけ。
それでも光希は空手ができるのがうれしくて、道場に通い始めた。

空手をやっていた祖父の教えもあって、礼儀正しく、正義感が強い光希。しかし、
なんとなくいじめられていた 隣の席の太郎を助け、6年の悠太をやっつけたことから、空手が暴力的だと誤解されたり、クラスでも浮いてしまうようになる。
道場に大濱先生は来ず、きちんと稽古もつけてもらえないし、学校でも孤軍奮闘する光希だが、
魔法の言葉があった。
「ストグレ」
奄美大島の言葉で、負けてたまるか!の意味。

困難に立ち向かう光希の姿に、だんだん、みんなも変わってくる。

読んでさわやかになる物語。

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2014年09月14日

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