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博物館や資料館に展示されているものの保存・修復方法や保管場所の手入れ、展示の準備など、普段わたしたちが見られない、学芸員さんの裏の努力をマンガ化した一冊です。 宗教関係のものや民芸品など、扱いによってはちょっと怖いものについても、実際にあった体験談が綴られており、学べるしクスッと笑えるし、面白いです。
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蔵書や標本の整理のアルバイトをやっていた身からすると、学芸員さんの生活には憧れることもあるけれど、この本を見るとちょっと現実に引き戻される感じがある。
でもそのうち虫とかカビとか慣れるんでしょうね。
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錆をおとして 椿油を細かく塗って
収蔵して 展示して 特徴をくまなく書き込んで
カードも整理して データーベースつくって
虫と戦って 湿気や気温と戦って
とにかく細かい
勿論 予算が限られている場所も多く
学芸員さんたちの 人海戦術で
乗り切られています
学芸員さん達を尊敬します
Posted by ブクログ
漫画です。面白かった。郷土資料館のキュレーターさんの仕事。所々に異聞という仕事中に起こったホラーな話がはいってるのが、ちょっといらなかった。あと、峰くんが白目なのが苦手だった。道具類や道具の使い方など、読み応えがあって面白かった。色々と仕事に使えそうなのもあって、ためになった。将来、キュレイターになりたい学童にもおすすめである。
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「学芸員さんの細かすぎる日常」と副題にある通り、滅多にフォーカスが当たらない(というか、初めて当たる)博物館学芸員の日常漫画である。博物館フェチの私には無視できなかった。Twitterで見つけて、次の日には衝動買いをした。いわゆる学芸員資格試験志望者には、イメージ湧きやすい入門書になるのかな、と予測を立てて買ったところ、甘かったです。学芸員て、発掘して、図面書いて、企画展考えて、説明版書いて展示するだけじゃないんだ。漫画棚ではなく、専門書棚に置いてあったのも宜なるかな。
ホントは、考古学博物館の日常が見たかったんだけど、著者の実体験に基づいているために、今回は郷土博物館の、しかも廃校を利用した収蔵庫の資料整理の仕事がメインなのである。よって殆どが民俗資料である(←博物館の中だけでなく、他所に収蔵庫を作っていることを初めて知った)。私なんか信州鎌の錆落とし保存作業なんて、つい数十年前のものだから簡単に思っていたけれども、まぁ細かい!用具だけでも、ハケ・筆入れ、ステンシルブラシ(100円ショップ)、平筆(100円ショップ)、ハケ(大・中・小)(100円ショップ)、椿油、キッチンペーパー(100円ショップ)と説明する。100ショップで大丈夫という情報は、教科書には載らないだろう。
博物館だから、当然虫除けの作業はする(←当然とは私は思っていなかった)。ところが、「文化財防御」はそれだけでは済まないのである。どんな虫がいるのか「同定」して(捕まえる。当然クロゴキブリや穀蔵虫、シロアリも)対応する。木の種類によって、虫の種類が違う。脱皮殻で毛髪を食べる虫を同定する。うーむ深い、そんなことまで調べないと、資料収集・保存はできないのか?
その他いろいろ細かすぎることを書いている。もはや教科書の範囲を超えて、やや知的ギャグになっていて、著者もそのあたりを狙って描いている気がする。
それと、1/3を使って、「学芸員あるあるホラー話」を載せている。何しろ、暗いところで昔のものに囲まれて仕事するのである。お地蔵さんを寄贈されたら、普通に「魂抜き」(お性根抜き、閉眼供養ともいう)をしているらしい。それでも、盛り塩がいつの間にか減っていたり、お地蔵さんから念仏の声が聞こえたり、と著者が実際学芸員さんから聞いたホントの「話」を描いている。学芸員さんにとっては特別なことではなく、怖がってもいないらしいのですが、そういう描き方だからこそ、ちょっと怖かった。
その他、企画展示準備のあれこれも描いている。
クイズです。企画展ではしばしば「展示替え」があるけれども、展示しきれないからだと思っていたが、ホントの目的は違うようだ。さて、どうしてでしょう?
(答え コメント欄に)
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博物館学芸員の日常(の一部)をかなり詳しく紹介しているマンガ。そういう意味ではなかなかお目にかかれない博物館の裏側を理解するのに良い。漫画家さんも学芸員資格等持っているし正に適任。博物館学芸員を目指す人、ミュージアムに興味を持つ人必読。なんだけど、なんか絵柄がちょっと。その辺はまあ個人的な感覚だから違う感覚の人もいると思うので何とも言えない。
気になったのは、顔がみんな同じように見えてしまうんだけれど…ガテン系の峰君でさえたまに。
Posted by ブクログ
博物館や資料館にまつわる怪談話を目当てに読んだが、収蔵品の収集・管理や展示の作り方など知らないことが多く楽しい内容だった。
ただ、漫画としては筋が分かりづらく若干読みにくかった気がする。
興味深いけど…
内容は普段一般人が知らないキュレーターの仕事内容なので、興味がある方には面白いのではないかと思います。ただ、作画が微妙。体と顔のバランスがあっておらず、そこが気になって目が滑りました。男性と女性の描き分けも出来ておられないので、正直、同人誌かな?と思いました。
個人的には異聞の話しがもう少し読みたかったです。
Posted by ブクログ
学芸員さんが、博物館の裏で、こんな事をしてるんだって事はよくわかった。
異聞もおもしろかった。
学芸員のあるある、怖い編。
画力はもうちょっと欲しい。
構成にも。