あらすじ
音楽プロデューサーの悟は、テレビドラマの主題歌制作に苦戦していた。この楽曲がヒットすれば、低迷中のシンガー・義人は大復活を遂げる。悟もすべてを賭けていた。しかしドラマプロデューサーの多田羅は業界の常識を覆す提案を……。そんな折、日本は未曾有の危機に襲われる。社会的喪失の中、三人の運命の行方は――。
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Posted by ブクログ
音楽番組で、いつも深いコメントをされるので、どんな方だろうと読んでみた。やはり音楽業界の煌びやかな感じがあるが、才能そのままに、音楽の世界でクリエーターとしてやっていく大変さを思った。
Posted by ブクログ
音楽ビジネス、ハイソ生活を覗けた事がプラス。話も最後まで興味を持って読めた。結局、残したいことは何かというと、カッコ良いライフスタイルなのかなという、印象。311を最初から印象付けながら深みなく、進行やたら遅い点や、早くなりがなんだろうか。
Posted by ブクログ
現役音楽プロデューサーの著者による日本の芸能界を舞台にした小説。ドラマ主題歌タイアップにまつわる詳細な描写が面白い。やはり著者自身の経験が反映されているのだろうか?逆に不妊治療のエピソードは浮いているように感じられ、この物語との噛み合わせは悪かったかなと思う。悪役的なキャラクターとして配置された多田羅も彼なりの信念があったのか単なる嫌がらせだったのか個人的には釈然とせず、そこもやや残念だった。