あらすじ
『利己的な遺伝子』のドーキンス博士、推薦!
ニコラス・マネーの意欲作『The Selfish Ape』は、人間性を称賛するありがちな幻想に新しい見方を突きつけ、人間とは何かを究める!マネーは現代人を神のごとき力を備えた種、ホモ・デウスではなく、自己陶酔の見本のようなホモ・ナルキッソスだと看破する。
本書は生物学の全体像をいきいきと描き出し、宇宙のありきたりな星としての地球の始まりから、人類の遠い祖先となった微生物たち、人体の機能へとつながる壮大な旅へと読者を誘う。そして、遺伝学から見た人類、受精から誕生まで、脳のはたらき、老化について論じ、創造的でありながら自己破壊の道を突き進む人間の姿を浮き彫りにする。
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Posted by ブクログ
利己的なサル ―人間の本性と滅亡への道。ニコラス・マネー先生の著書。人間は身勝手で自己中心的で自己陶酔ばかりしている見苦しい動物。自分自身が身勝手で自己中心的で自己陶酔ばかりしている見苦しい動物、利己的なサルという自覚を持つことから始まる。自分のダメな点を反省してダメな自分としっかりと向き合う。そうしないと自己破壊の道を突き進むだけ。私は利己的なサル、私は利己的なサル、私は利己的なサルと頭の中で言い続けるくらいがちょうどよいのかもしれない。