【感想・ネタバレ】武蔵と五輪書のレビュー

あらすじ

凡俗を超越した達人の心技の妙。現代人に最高の処世訓――生涯60余度の真剣勝負に勝ち続けた宮本武蔵が、「二天一流」の奥儀を後世に残すために記した「五輪書」。兵法の世界のみにあらず、人生全般にわたる処世訓と読める、普遍の広がりをみせる練りぬいた名著述である。この、宮本武蔵の心と技を、剣道三段の津本陽がわかりやすくときあかす、極めつきの現代語訳。

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Posted by ブクログ

武蔵の五輪書の現代語訳。数ある現代語訳の中では、一番、正確だと思う。付録の兵法三十五箇条もとてもよい。中でも、僕がおもしろいとおもったのは、24番目の、 一 景気を知ると云事

景気を知ると云は、其場の景気、其敵の景気、浮沈、浅深、強弱の景気、能々見知べき者也。いとかねと云は、常々の儀、景気は即座の事なり。時の景気に見請うては、前向てもかち、後向てもかつ。能々吟味有べし。

とても現代的な言葉だと思う。

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2009年10月04日

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