【感想・ネタバレ】帝都モノノ怪ガタリのレビュー

あらすじ

学友に騙され無一文になった幸四郎は、夜の街で雨風をしのげる場所を求めてさまよっていた。
ふと気配を感じて空を見上げると、少女の首が飛んでいた。
それを追いかけていたモノノ怪退治を生業とする『大和文化収集課』所属の軍人・忍とメイドの凜と出会う。
忍はモノノ怪を恐れない幸四郎の反応を買い、自分の仕事を手伝うように半ば脅迫してきて…!?

人間とモノノ怪は共存することはできないのか…大正人情ファンタジー!

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Posted by ブクログ

主人公以外、みんなギャップ萌え!!
主人公は見たまま、いい奴…ってまとめていいのか分からんですけどw
そこは読んでのお楽しみ✨

猫好きなのに、嫌われるアヤカシ嫌いの軍人と、この時代では珍しい洋装のメイドが、夜を駆ける!!
なかなかに楽しいお話です!

大正浪漫がお好きな方にオススメ✨

0
2021年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初軍人の彼の強制的な物言いにちょっと引き気味だったけれど、読んでいくと案外面倒見がよくて、猫大好きなのに嫌われる体質というギャップも出てきて、「え、きみ可愛いやつやん」と手のひら返し。
モノノ怪も問答無用で斬らなくなったし。
これも主人公の彼のお蔭かな。

主人公の彼が人間不信と言いつつもいい人間で(いや「人間」と言っていいのか)周りの人も、モノノ怪が出てきても引くどころか、ちゃっと受け入れるいい人たちが多くて優しい世界だった。
もっと怖がって拒絶する人も出てきてもよかっただろうにと思うくらい、みんな人がいい。
オリバー先生は、あの場面を見たら主人公を遠ざけるかもとも思っていたのに、ただただいい先生で、本当に本当によかった。
(そして浮き彫りになる自分の癖った見方、腐った人格)

外道だったのは、寧ろ軍人の彼のご先祖様か。
主人公の彼にも関わる過去の真実からの、現代の彼らの出す答えは。
ほっこりできて、ちょっと笑えるラストに胸が温かくなりました。
そうか、その呪い(?)は解けないのか。
結局優しいお二人と、彼らを見守る毒舌(だけどこの子も本当にいい子な)メイドさんに、素敵な仲間たち。
あやかしものながら優しい物語、堪能しました。

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2021年02月23日

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