学友に騙され無一文になった幸四郎は、夜の街で雨風をしのげる場所を求めてさまよっていた。
ふと気配を感じて空を見上げると、少女の首が飛んでいた。
それを追いかけていたモノノ怪退治を生業とする『大和文化収集課』所属の軍人・忍とメイドの凜と出会う。
忍はモノノ怪を恐れない幸四郎の反応を買い、自分の仕事を手伝うように半ば脅迫してきて…!?
人間とモノノ怪は共存することはできないのか…大正人情ファンタジー!
Posted by ブクログ 2021年02月23日
最初軍人の彼の強制的な物言いにちょっと引き気味だったけれど、読んでいくと案外面倒見がよくて、猫大好きなのに嫌われる体質というギャップも出てきて、「え、きみ可愛いやつやん」と手のひら返し。
モノノ怪も問答無用で斬らなくなったし。
これも主人公の彼のお蔭かな。
主人公の彼が人間不信と言いつつもいい人間...続きを読む