【感想・ネタバレ】戦いの終わりのレビュー

あらすじ

■サマーヴィルの名のもとに生まれし者、ただひとりの人に愛を捧ぐという……。■ならず者の集団が、騎馬の兵士たちに突然襲いかかり、アリス・サマーヴィルの目の前で激しい戦いが繰り広げられた。気がつくと、護衛についていたレイナルフ卿とその家臣の姿はなく、アリスは囚われの身となっていた。しかもあろうことか、彼らを率いる人物はゴウェイン・フィッツウォレン!レイナルフに征伐されるはずの極悪非道の罪人ではないか。幸いにも彼らは地味な身なりのアリスを尼僧と勘違いし、アリスも誤解を解かずに、薬草の知識を生かして怪我人の手当てをした。それでも常にゴウェインの冷たい緑色の瞳が彼女の行動を追っていた。ところが彼らの隠れ家に向かう途中、ゴウェインは意外な優しさを見せた。足を痛めたアリスを抱きかかえて険しい山道を登ったのだ。どうも聞いていた話と違う……。ならず者たちの事情を知るうちに、ゴウェインに対するアリスの思いは熱く深い愛へと変わっていった。■英仏戦争さなかの十四世紀後半のイギリス。美しく成長したガレス・サマーヴィルの一人娘アリスは、運命のいたずらか、ならず者に身も心も囚われることに……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

サマーヴィル家7作目。2作目主人公の娘アリスの話。
ロマンスもそれ以外も面白かった!1作目に続いてお気に入り。
アリスもヒーロー・ゴウェインも愛には素直で他人を思いやれる良い人で読んでてストレスフリー。お互いが惹かれていくのも無理ないなぁと素直に思える。
ゴウェインが外の情報に惑わされアリスを疑ってしまうシーンも、ゴウェインの過去を考えるとしょうがないのかもと納得させられるし、アリスも疑われてもゴウェインを信じさせてみせる!というサマーヴィル家らしい性格が出ていてよかった。
作者急逝ということでこのシリーズも今作で終わりというのが残念でならないくらい好きなシリーズになった。もっとサマーヴィル家が見たかったですね。

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2017年07月21日

Posted by ブクログ

アリス・サマーヴィルは、旅の途中、ならず者の集団に襲われ、囚われの身となった。気が付いたときには護衛のレイナルフ卿とその家臣は逃げていなかったのだ。ならず者を率いた人物はレイナルフに征伐されるはずの極悪非道の罪人ゴウェイン・フィッツウォレン。幸いにもゴウェイン達は、アリスを尼僧と勘違いし、アリスもその誤解を解かずに、薬草の知識を生かしてけが人の手当をしていた。
アリスは、特殊な能力を持っていた。そのため、人をさわることが出来なかった。〈私は、女として生きることは出来ない〉

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2009年10月04日

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