あらすじ
「男らしくあれ」という見えない圧力に窮屈な思いをしていないだろうか.進路や将来の選択に「自分らしさ」がどれだけ反映されているだろうか.性別によって求められる役割や期待のされ方が違うことに気が付かぬまま大人になる若者が多い日本で,男性学の視点から進路・生き方をとらえなおすとともに,新しい生き方を提言する.
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Posted by ブクログ
読みやすくスラスラと最後まで読めます。高校生の男子を対象とした本のようなのですが、男女問わず将来について、考える時期に読むといいなと思いました。
この日本で、男子として生きることについて書いてあり、読んでいてなるほど…と思いました。自分の頭で「あたりまえ」について考えるきっかけになる本だと思います。読んで良かった。
第一章の【女子がいう「すごい」に隠された意味】 のところは面白かったです(笑)
Posted by ブクログ
タイトル通りですが、高校生や大学生の時に本書があればよかったなと思います。
ジェンダーや男性学の視点から、男性のライフコースについて検討されており、読みやすい文体で充実した内容なので素晴らしいです。
強いて言えば、本筋とは違うのですが、ケア労働に関して、専門性の視点ではなく、素人性も踏まえた記述があっても良かったなと思いました。
つまり、専門的なこともあるが、誰でもできることもあり、それゆえに連帯して、ケアを展開するというような内容もあっても良かったなと素朴に思いました。
Posted by ブクログ
女性に家事を押し付けることで、男性は仕事をしなくてはならなくなるなど、女性差別により男性も不自由になっており、男女平等は男性をも救うこととなる。
他人に関心がないやさしさから、他人を尊重するやさしさへ転換しよう。