あらすじ
ノバク・ジョコビッチ、ウィル・スミス、サイモン・シネック他
第一人者達が絶賛!
Google、ナイキ、GE、スペースX、ハーバード大学他
トップ企業&大学が導入!
集中力が続く!
記憶力が高まる!
速読ができる!
能力と可能性を無限(リミットレス)に高める究極のメソッド
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
マインドセット、モチベーション、メソッドの三位一体フレームワークは、なかなかよくできている。3つの重なるところが limitless ということであり、それぞれの2つが重なる部分に着想、概念、実行の3つが当てはまっているという。この3つの重なりだけでなく、2個ずつセットで重なりを考えると欠けているものがあるという点が面白い。内容は、さまざまな理論の寄せ集めではあるが、著者本人は、著名人の支持を集めている以上、統合したアドバイスを提供できるくらい本質が掴めている印象。
以下、参考となった点。
〈習慣〉
・習慣の話は改めて重要と感じる
ー習慣には、これから新たに始めるべき、或いは強化すべき良い習慣とやめるべき悪い習慣がある。「行動」とほぼパラレル。・・・Start, Stop, Change, Continue
ー未達成のタスクがあると緊張感が続く。一番の解決策は、今すぐに実行できる、最も小さく簡単なステップ・・・ベビーステップはクイックウイン=成功体験を得る上で、極めて重要。ベビーステップのメリットは2つ
1 達成感を感じる
2 タスクを達成しやすい状況をお膳立てしてくれる
ー小さく簡単なステップを繰り返すと「習慣」になる。毎日のルーティンに落とすには、「習慣ループ」を活用して、既存の習慣を分析する。きっかけ、欲求、反応、報酬
ー新しい行動で古い習慣を上書きする。新しい行動が習慣になるまで平均で66日。
ー筆者の朝のルーティン
朝起きたらベッドを整える・・・何でも手を抜かずにやることを体に覚え込ませる
大きなグラスで水を1杯飲む・・・脳を元気にする
セロリジュースを1杯飲む・・・免疫系の働きを高め、肝臓から毒素を押し出し、
プロバオティクスを取る・・・脳への栄養
利き手と逆の手で歯を磨く・・・脳に難しいことをさせる訓練
3分間の運動・・・心拍数を上げる
冷水シャワーを浴びる・・・神経系のリセット
呼吸のエクササイズ・・・全身に酸素を行き渡らせる
20分間の瞑想・・・頭をクリアにする
ブレイン・ティーを淹れる
デスクで最初に考えたことを日記に書く。個人で3つの目標、仕事で3つの目標を決める
30分の読書。1週間に最低一冊読む
ブレインスムージーを飲む
ーミニマムレベルの4つ
1. ベッドから出る前に夢を思い出す
2. 水分と酸素を体に行き渡らせる
3. ブレインフードを取る
4. 一日中の計画を立てる
〈フロー状態〉
・意識的にフロー状態に入る方法があるなら知りたいと思っていたが、下記は、まあ納得した。
ー注意散漫の原因をシャットアウト
ー十分な時間を確保
ー好きなことをする
ー明確な目標を持つ
ーハードルを少しだけ高くする
〈集中力〉
・集中も意識的にできるのなら素晴らしいが、下記も納得した。
ー一定のあいだ1つのことに意識を向け続ける能力
ー意識を「明るい光の玉」にたとえ、それが頭のあちこちに移動していると見ている
ー散らかったモノを片付ける
〈頭を鎮める〉3つの小技は、つかえそう
ー深呼吸:4−7−8呼吸法
ーストレスの原因となっている先延ばしタスクに対処する
ー「集中しなくていい時間」を組み込む
〈学習効果〉
・学習効果を最大化する7つの「習慣」・・・これはかなり大事
1. アクティブリコール
2. 間隔反復
3. 姿勢(人生を左右する重大な情報を学ぼうとしているかのように)
4. (鼻)嗅覚:ローズマリー、ペパーミント、レモン
5. (耳)音楽:バロック:BPM50〜80。バッハ、ヘンデル、テレマン
6. (耳)脳全体で話を聞く:Halt, Empathy, Anticipate, Review
7. 脳に最適なノートの取り方:情報をカスタマイズ。①目的(必要な情報)、②自分の言葉で書くーキャプチャ(取る)&クリエイト(作る...How, Why, When)
・Think, Identify, Prioritize
〈記憶力〉
・記憶力を高める3つの心がけ(MOM)
1. Motivation 動機付け
2. Observation 注意
3. Method 方法
・「ベイカーベイカーパラドクス」:記憶においては、パン屋>ベイカーさん。単語を物語に仕立てるのが重要
・「自分は思い出せる」という期待を「自分は必要なときにいつでも思い出せる」という確信に置き換える
・読み、書き、計算、+想起、という考え方をするべき
・能動的記憶するために、
ー対象を(視覚化)してイメージを作り、既存の知識に(関連づけ)、何らかの(感情)をもたせ、特定の(場所)と関連づける
ープレゼンには、座の方法が有効:座=Loci= Locus の複数形=特定の地点や場所・・・プレゼンの要点をそれぞれの場所に配置する
ー人の名前を素早く覚えるには:BE SUAVE
BELIEVE
EXERCISE
SAY
USE
ASK
VISUALIZATION
END
〈読書〉
・読書はいくら重要といってもいいたりない。
・“Leader is Reader”というのは面白い
ー「読書速度」:一分間に読む単語の数・・・いわゆる「速読技術」を重視しているように見える
ー読書の壁
・返り読み
・読む技術が変わらない
・頭の中で音読:読書をするときは内容を視覚化
・指を使って読むとむしろ速度が上がる
・負荷をかけて読む:単に早く読む
・周辺視野を広げる:単語の組み合わせを「見る」
・数を数える:内なる声を消す
・本を立てて持つ
・読む時間を20〜25分で区切る
・読書を習慣にする
・自分にとっては、具体的に、①何を take away とするか、②スーパーラーニングと異なる点は何か、が論点だった。それぞれの著者が、それぞれのOSを作り上げたという印象。学習に関しては、自分のOSは自分で作り上げるのが基本なので、その作り方を学ぶことが take away といえまいか。