【感想・ネタバレ】ロックダウンのレビュー

あらすじ

話題騒然の全英ベストセラー!

死亡率80%の新型ウイルスの流行で、都市封鎖されたロンドン。
その最中、肉を削ぎ落とされた人骨が発見され、第二、第三の殺人が――

現在と驚くほど酷似する世界――
2005年に出版を見送られた異色のミステリー!

「私は『ロックダウン』を脱稿した。しかしこの作品は出版に至らなかった。当時、英国の編集者たちは、H5N1型という見えない敵に包囲されたロンドンの描写は非現実的で、そんなこと起こるはずがないと思っていたのだ――」(本文・はじめにより)

死亡率80%の新型ウイルスが猛威をふるうロンドン。
数か月で死者50万人を超え、ロックダウンで街が恐怖に包囲されるなか、
仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の骨が発見される。
人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、
直後に愛する者の感染を知る。事件に没頭する彼を嘲笑うように次々と起こる殺人――
絡み合う謎の先にある驚愕の真実とは!?

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Posted by ブクログ

ピーター・メイ『ロックダウン』ハーパーBOOKS。

2005年に余りにも非現実的との批判を浴び、陽の目を見なかったミステリーが緊急刊行。小説の中に描かれる状況が、新型コロナウイルス感染禍の現在の状況と酷似していることから緊急刊行となったようだ。

確かに本作に描かれるパンデミックの状況は今の世界の現状と本当に酷似している。都市封鎖、マスク、仮設病院の突貫工事、医療関係者の相次ぐ感染による医療崩壊に陥る様子はまさに世界の今という感じだ。また、最初はミステリーとしてはイマイチかなと思ったのだが、終盤の怒濤の展開には驚いた。そして、まさか少女の殺人事件が感染症とリンクするとは全くだに予想しなかった。

舞台は致死率80%のH5N1鳥インフルエンザが猛威を奮い、ロックダウンと戒厳令に人びとが喘ぐロンドン。仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の白骨が発見される。人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、最愛の息子・ショーンが感染し、あっという間に死亡するという悲劇が……

マクニールの捜査と平行して描かれる謎って殺し屋のピンキーの目的は……ピンキーの背後にいるミスター・スミスの正体は……

本体価格1,200円
★★★★★

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2021年01月19日

Posted by ブクログ

イギリスでロックダウンとかいうので、このコロナ禍の事を描いた作品だと思いきや、なんと2005年に執筆されたものの「荒唐無稽」という事でお蔵入りになっていた作品。このコロナ禍で、緊急出版の運びとなったようです。

いやぁ、でもさ、15年も前に書かれたとは思えないほどリアル。使っているIT機器が、スマホではなく、ケータイだったりするところが時代を感じますが、それ以外のところは、現在進行中の事態にソックリで、今書いたんじゃね?と思ってしまいます。

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2021年03月05日

Posted by ブクログ

世界に人工的に作られた謎のウィルスによって主人公の息子が死んでしまった。。。
しかし全く感情移入できない。主役の不倫?している中国系の女性の方が感情的にも行動的にもメインなんだが、ちくちくアジア人差別、障害者差別に対するケアが全くなっとらん!みたいな表記があり。結局、製薬会社の金儲けのため、ウィルス対策委員長みたいな人がウィルスまきちらしていたんだが、かまってちゃん的な姿勢が気になった。

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Whyがなかなか明かされない(勘が鈍いだけか、、)
いくら非常事態で退職数時間前とはいえ、組織を外れてこんなに一人で何もかもやっちゃっていいんだろうか?評価は⭐︎2.5だけど、カステッリ博士が気に入ったので⭐︎3に。

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2021年02月28日

Posted by ブクログ

死亡率80%の新型ウイルスが猛威をふるうロンドン。
数か月で死者50万人を超え、ロックダウンで街が恐怖に包囲されるなか、
仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の骨が発見される。
人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、
直後に愛する者の感染を知る。事件に没頭する彼を嘲笑うように次々と起こる殺人――
絡み合う謎の先にある驚愕の真実とは!?

著者の作品を読むのは三作目。前二作が好印象だったので、期待して読んでみた。時節柄、出版のタイミングは良かったが、驚愕の真実とは言えませんでした。残念。

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2021年01月23日

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