【感想・ネタバレ】地図とデータでみる都道府県と市町村の成り立ちのレビュー

あらすじ

古代から近世にわたって続いた地方の国郡と町村が、明治時代の廃藩置県と市制町村制によって、どのように現在の都道府県と市町村へと変わっていったかを読み解いていく。

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Posted by ブクログ

地方自治体がどのように今の形になったのかをざっと知るには良い。ただ地方個別の状況は北海道と沖縄以外はほとんど書かれておらず、やや物足りない。

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

今、あなたが住んでいる場所の「住所」が
どのような変遷をたどって現在の呼称にな
っているのかを知っていますでしょうか。

明治時代の廃藩置県から始まったのかな、
と思うのが一般的でしょう。

今尾恵介氏が言うところのキラキラネーム
住所でしたら、割と最近改められた市町村
名であることは明白ですが。

この本はなんと古代から大化の改新を経て
豊臣秀吉の太閤検地なども絡めて、日本の
区画行政がどのように行われてきたかを、
網羅しています。

日本の区画行政の一大叙述史です。

その中で京都はやっぱり偉大です。京都の
住居表示はほとんど平安時代から変わって
いないと言われます。

平安時代の地名がそのまま残っている稀有
な場所と言えます。

「今出川町」「烏丸町」「四条堀川町」な
どの地名から、平安時代の京都に思いを
めぐらすことができるのです。これは世界
でも凄い場所であると言えます。

日本の歴史の重みを改めて実感する一冊で
す。

0
2021年08月05日

Posted by ブクログ

【あらすじ】
古代から近世にわたって続いた地方の国郡と町村が、明治時代の廃藩置県と市制町村制によって、どのように現在の都道府県と市町村へと変わっていったかを読み解いていく。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

帯の文句から「おらが町がどういう由来で(元々何があって、どうやって人が集まって)できたのか」的な内容を期待していたのですが、地方自治の在り方を定める法令の歴史の本でした。遥か昔、大化の改新のときに既に現代の日本の都道府県の元となる区分ができあがっていたのは驚きです。今後、人口がもっと減ったら市町村単位ではなく都道府県単位での合併もあり得るんですかね?

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2020年08月02日

Posted by ブクログ

社会学や地域文化学を学んでいる人にはおすすめ。自分は地域社会学を専攻としているので、勉強がてら読んだ。古代から現代にかけての都道府県の移り変わりを歴史的事象と共に書いている本。深く学んでいない限りあまり読み応えはないのではないか。第6章からの地方創生関係の問題は面白いかも。

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2020年04月30日

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