【感想・ネタバレ】預言者ムハンマドのレビュー

あらすじ

普通の商人だったムハンマドに、突然、唯一神アッラーの言葉が降臨したのは40歳のとき。やがて彼は帰属していたクライシュ部族から迫害を受け、のちに初代正統カリフとなった親友アブーバクルとともに、故郷マッカを離れマディーナへの聖遷をおこなう。そして多神教徒たちとの凄絶な戦役が幕を開ける――。彼はブッダやキリストと違って生涯家庭をもち、妻子を愛した聖人であった。15歳年上の第一夫人ハディージャをはじめ、生涯で11人の妻をもち、6人の子をもうけたのである。また、戦役における軍の指揮や詭計にも優れていたが、誰よりも平和を求めた男であった。以上のことからも、イスラームにまつわる「女性蔑視」「好戦的」などといったイメージが誤解であることがわかるだろう。世界で13億人を超える信者をもつイスラームの教祖の実像を、日本人ムスリムが雄渾に語る一冊である。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
普通の商人だったムハンマドに、突然、神の言葉が降臨したのは四十歳のとき。
やがて彼は帰属していた部族から迫害を受け、故郷マッカを離れ聖遷をおこなう。
そして多神教徒たちとの凄絶な戦役が幕を開ける―。
ブッダやキリストと違い、十一人の妻をもち家庭を愛した男。
機略に優れていたが、誰よりも平和を求めた男。
十三億人を超える信者をもつ、イスラームの教祖の実像を、日本人ムスリムが雄渾に語る。
「女性蔑視」「好戦的」などと誤解が多いイスラームを正しく理解するための一冊。

[ 目次 ]
序章 一神教世界の相克
第1章 「象の年」の生誕
第2章 平凡な民から預言者へ
第3章 四十歳の召命体験
第4章 マッカでの宣教と迫害
第5章 マディーナ聖遷
第6章 聖戦の軌跡
第7章 イスラームの完成
第8章 最期の旅路

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2011年04月21日

Posted by ブクログ

★確かに題名どおり★ムハンマドの生涯に沿って丁寧に記す。イスラムの解説書というよりは伝記。ムハンマドは預言者なので奇跡を起こすわけではないというのは勉強になった。なおムハンマドは580年生まれ。聖徳太子(574~)と同世代。

0
2010年01月02日

「学術・語学」ランキング