あらすじ
辺境伯令嬢であるセレスは、とある事情で『氷の悪女』と根も葉もない噂を立てられていた。婚約者のクリストファーも噂を否定するどころかセレスに冷たく当たる。そんな時、セレス達の暮らす人間の国に、獣人の国の使節団がやってくることになった。獣人の王であるローファンは、人を恐れさせる姿とは裏腹に誠実で穏やかな性格をしており、会ったばかりのはずのセレスにも優しい。交友を深めるうち、セレスはローファンに惹かれるようになり……。 ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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上手くまとまっていた
断罪されて、救われたあとも当て馬令嬢が出てきたりくどいかな?とも思ったのですが、上手くまとまっていました。
勧善懲悪でスッキリしました。
まず王子である元婚約者は、実は顔を体型も醜く、母親の魔法で美男子だっただけ。魔法がとければ誰からも見向きもされない人間。男爵令嬢はそんな元婚約者である王子を体で籠絡。魔法がとければとんだブ男で精神的にキツく周りにも貞操が軽いこともバレて次に嫁ぎ先もない。王妃は本当は獣人で犯罪者。国王は誘拐されたその後は労働者へ。宰相とその息子も思い描いた未来ではないのは想像できる。ヒロインを虐げていた全員が破滅しているのがスッキリです。
ヒロインの魔法発現が遅かったために起こった弊害などもあり納得できる内容でした。ただ難を言えばもう少しヒーローが竜の獣人らしく、ヒロインともっとイチャイチャして欲しかったです。他の物語でもよく出てくる竜の獣人だけに設定的なものが死んでるような気がしました。
うん
溺愛っぷりが可愛い。婚約破棄からのヒーローの溺愛っぷりが半端ない(笑)好きで好きでたまらない気持ちを駄々漏れさせながらラブラブに生活していくんだろうな